雨風の中、日向に芽吹く―

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「さっきからなんなの？ウジウジグダグダ言って」

『ウジウジなんて・・・』

「言ってるよ！あのね、僕は忙しいの。そんなの聞いてる暇なんてないんだよ？」









いや・・・
今日だって呼び出したのはそっちじゃない。



心で思いながら下を向いて、次の言葉を待つ。









「大体さぁ・・・YOUの気持ちはどうなの？」

『・・・え？』

「僕はね、出来ない子に声掛けたりしないよ？周りがどうこうじゃなくてYOUの気持ちを聞きに来てるんだけど」








私の気持ち・・・？

そんなのは決まってるじゃん。









『やってみたいよ。でも・・・』

「じゃあやっちゃいなよ」

『いや、そんな簡単なことじゃなくて・・・』

「簡単も難しいもないでしょ！やりたいならやる、それのどこがいけないの！」

『でも・・・』

「・・・もういいよ。結論が出るまで連絡して来ないでよね。これよりもやりたいことがあるなら断ってくれていいし」





僕、すごく忙しいんだからね！

そう言い残してお店を出ていってしまった。







.







連絡してこないで、って・・・

いつも連絡してくるのはそっちじゃん。




そう呟いて、ジャニーさんがいつも私に有無を言わせず注文するコーラを喉に流した。









あっ、、、

お金置いてってくれてないや、あの人。





くそー、、、ここ高いのに。


コーラが1000円？！
それが2杯？






マジかよ・・・
あたしの時給2時間以上じゃん。

勘弁してよ、、、




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