一度きりの人生は君と ページ34
【 sho 】
どれだけ俺がAのことを思っているか、どうすれば俺の気持ちがAに伝わるのか、そんなことをずっと考えていた。
「Aがおかえりって出迎えてくれることがすごく嬉しくて、どれだけ疲れて帰って来てもそんなもの吹っ飛ぶの。」
スリッパをパタパタと鳴らして俺の元へ来てくれる彼女がいるだけで、また明日も頑張ろうという気になれる。
「これから先もずっと一緒にいたい。
Aのいない家なんて、もう想像出来ねえから。」
お気に入りのクッションを取り合うのも、小さなベッドで二人一緒に寝るのも、これから先もずっとAとしたい。
その想いは俺だけじゃないって信じてる。
「だから、今すぐになんて言えないけど……。」
心臓がドキドキと音を立てる。
彼女にバレないように深呼吸をした。
「結婚しよ、俺ら。」
メンバーや、ファン、そして事務所。
俺の言動一つで大勢の人に影響を与えることなんて分かっている。
でも、一度きりの人生だから。
Aと一緒にいられるのはこの時だけだから…。
絶対に後悔だけはしたくないのだ。
「……俺と結婚してください。」
エンゲージリングだって何もない。
事務所だって説得出来るかは分からない。
でも、俺にはそんな壁を一緒に乗り越えてくれる仲間がいる。
「返事聞かせてよ。」
俺の腕の中で固まってしまった彼女の頭をポンポンと叩く。
すると、ピクッと反応した。
A「よろしく……お願いします。」
そう返事をする彼女の声は、少しだけ震えているような気がした。
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ホッシー(プロフ) - すごくおもしろいです！やっと呼び捨てで呼んでくれましたね！ (2014年9月1日 23時) (
レス) id: 4954e860fa (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - ありがとうございます。 (2014年4月19日 21時) (レス) id: a9cb2e60e4 (このIDを非表示/違反報告)
saori(プロフ) - ユイさん» 実はわたしも、呼び捨ての方が良かったりします (*^^*)笑 (2014年4月19日 19時) (レス) id: 18aab62f3b (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - すいません。ありがとうございます。 (2014年4月19日 19時) (レス) id: a9cb2e60e4 (このIDを非表示/違反報告)
saori(プロフ) - じぇいめろさん» まだまだ気長に続ける予定なので、ちょこちょこ覗きに来てください！ (2014年4月19日 17時) (レス) id: 18aab62f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saori
| 作成日時：2014年4月14日 19時
