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2話 ページ2

「わあ!桜!」

駅を降りて、すこし歩いたところの公園には桜。

3月の末に日本へ着いた私は、こんなにも早く桜が見れて、ラッキー!とか思い写真をパシャリ。

とりあえず大学に通い始めて、国際コースに通っている。やっぱり赤の髪はそれなりに目立つ…その上…


日本人の友達!あんまできない!!っていう事態発生!!泣

髪の色を見られて、ちょっとびくってされる…泣


ということで、



4月某日…



「お師匠。髪、お願いしまーす」

「お前、相変わらず人使いあらいな。何時だと思ってんだ。空明けきってないぞ」

「えへへ」照

「褒めてない!」


お父さんの後輩で、私のお師匠。
茜さん。私より一回り以上年上だけど、お姉ちゃんのような存在。



「んー…まあ、たしかにこの赤は目立つだろうな。」

「やっぱり?」

「ダーク系にしたらいいのに、絵の具塗りたくったみたいな赤だもんな」

「師匠、相変わらず毒舌」




これでもちょっと薄くはなったんだけどなぁ…



「何色がいい?」

「んー…紫?」

「…もう、髪ぶった切った方が早いな」

「ちょっ、めんどくさがらないで!」

「だって、この色抜くのに髪相当傷めるぞ」

「たしかに…」

「かっこよく切ってやるから、任せろ」

「おねげーしまーす!」








「かっちょいい!」

「あたぼーよ」


ショートウルフカッツ!!のめっちゃ前髪短い!



「いやぁ、お師匠!さすがです!」

「ん。あっ、この後予定は?」

「1人焼肉か、1人映画に行こうかなーって」

「ならついてこい」

「えっ?どこに?」

「バイト、今日アシスタント1人やめてさ、ただでさえ私のとこ人数足りないのに」

「まあー、師匠のとこ忙しいですし!」

「よし、じゃ、今から行くぞ」

「えっ。まじで?」

「まじで」




ということで、



「スタイリストの仕事かー…」がくっ

「嫌なの?」

「私、スタイリストっていうよりデザイナー目指してるんで」

「あー。お母さんの方を目指すのね」

「そーなんですよー。そいえば、お師匠ってデザイナー今してないんですか?」

「あー…最近は、スタイリストの仕事の方が多い」


そんな会話を、モデルさんが来るまで洋服をラックにかけながらしていた。


「「失礼します」」

「どうも。今日はよろしくお願いします」

「お願いします」

「あっ!!」

「えっ…?」

1人の人がこっちを見て驚いている。周りの人も、ちょっとびっくり顔。

えっ?なに?

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作者名:リミック | 作成日時:2018年5月13日 18時

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