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6話 ページ6

「はー…やっと、寝てくれたー…」

茜さんの家につき、茜さんを寝かしつけた私はお風呂に入ろうと、服を脱いでいた。

「よっ…と…あっ…」

採寸のメモ用に使っていた腕には、サイズと佐野さんから教えてもらった連絡先。


先に連絡しとこ


そう思った私は、さっき鞄の下の方で発見した携帯を取って連絡先を登録した。


んー…なんか、友達とも違うし、先輩とも違うし…なんて送ればいいんだろう…


何を隠そう私は長年あのフリーダムな国にいたもんだから、こう…気を使った大人なLINEとかできないんだよなぁ…

師匠は別。( ˙-˙ )

まっ、無難にいこう。無難に



『佐原 Aです!よろしくお願いします!』

玲『佐野玲於です』




「よし!はーいろ」









「あーあーいい湯だっなっ!」

師匠の家でお風呂に入ってソファで爆睡している、師匠に毛布をかけて、床に座って携帯をチェックしようとしたら佐野さんからメッセージがきていた。


玲『新作のキャップが欲しいんですけど、オススメのやつありますか?』


オススメのキャップ…


んー…




『○○っていうブランドの新作キャップが可愛いかったです!』



玲『○○の新作出てたんすか?チェックしてきます』





へぇ!○○って知ってた!



小さな感動を覚えつつ、

日本でのはじめての服で語れる同い年ぐらいだー…はじめて日本人の友達?嬉しっとか思っていた。



あれ?でも、友達なのか?…友達になってください。って言うものなのかな??こういうのって…えー?!わかんない!









「って、悩みまくってたんですよ」

玲「それ、本人に言うんだ」笑




師匠に頼まれてまたバイトに駆り出された私。
いやいや来たものの、この間のグループの人たちで、佐野さんもいた。


2人で、あっ…ってなって、また休憩中?なのか、師匠に留守番と言われてまたまた拗ねていた私の横に座ってお喋りをしていた。


私が悩んでたことを、言うと笑われた。



だってー…正直な口が喋っちゃうんだもん。






玲「そういえば、なんでアメリカの店で服、売ってたんすか?」

「あー…私、10歳のときからアメリカに住んでて、四月から日本に帰って来てるんです」

玲「えっ、すご」

「いやいや、そんな」照

玲「えーいいなー…アメリカ…行きてー」

「行けばいいじゃないですか!」

玲「いや、仕事とか?あるし」

「あーなるほど…」



大変だ…

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作者名:リミック | 作成日時:2018年5月13日 18時

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