ホントに好き�� ページ19
あれからどうやって家に帰ったかも分からない
何も覚えていない
気がついたら暗い部屋でただ泣いてた
何かを口にする気も起きないまま朝が来て仕事に出かけた
Aとデートした次の日は仕事も頑張れるのに
その帰りに別れ話だなんてズルい
魂の抜けたまま出勤して
デスクに向かうけどちっとも進まない
何とか一日の作業を終えて帰宅しても誰もいない家
用意されてないご飯
Aの存在の大きさを思い知らされる
同棲してない時はそうだったろ
そう言われればそうだけど
次会えるのはいつだろう、なんて考えれば頑張れた
明日から出勤できるだろうか
そう考えながらスティックパンを咥えた
「おーい？お前大丈夫か？死んでるぞ？」
上司の声で我に返る
ﾀﾞ-ﾏ「…あぁ…すいません…大丈夫です」
あれから1週間たっても俺は抜け殻のまま
「最近ミスも続いてるし、夜遅くまで残ってるよな？」
ﾀﾞ-ﾏ「…すいません…」
上司の優しい声が余計に傷を抉った
いっその事怒鳴り散らしてくれればいいのに
「彼女と喧嘩でもした？」
ﾀﾞ-ﾏ「いや…フラれました…」
理由を聞かれて分からないと答えたら笑われた
「そうか、それは辛いな。今日は帰っていいぞ」
その言葉に顔を上げる
優しい顔で笑う上司
「今日1日で立ち直れるなんて思ってねぇけど、ちょっとでもリフレッシュして明日から頑張れ！」
バシッと俺の背中を叩く
ﾀﾞ-ﾏ「…すいません、ありがとうございます」
申し訳ないと思いながらも荷物をまとめていると電話がなった
モトキからでそれを取ると焦ったような声
「Aが倒れた！マサイの家にいるけど来れる！？」
ﾀﾞ-ﾏ「すぐ行く！」
もう彼氏じゃないとか
そんなこと考えてる暇なかった
今はメンバーとして友達として
心配で早くAに会いたかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亜美(プロフ) - *ののさん» 初めまして､不器用さんを読ませて頂きました！シリーズの最初から何度も楽しみながら見ました！この続編はこれで完結されちゃったんでしょうか？ (2022年2月26日 4時) (
レス) id: 2e8e13136a (このIDを非表示/違反報告)
こつぶ(プロフ) - *ののさん» だほちゃんならお嫁さんのこと笑わせたりして幸せにさせそうですよね笑 (2020年1月27日 22時) (レス) id: 7babf6046c (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - こつぶさん» ですよね笑幸せになって欲しいですよね笑 (2020年1月27日 20時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
こつぶ(プロフ) - 私も最初ドッキリだと思いましたw (2020年1月26日 22時) (レス) id: 7babf6046c (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - ゆずさん» コメントありがとうございます！夜しか眠れなくなる…最高の褒め言葉ですね！o(^▽^)o (2020年1月25日 18時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鳴海 帆南 | 作成日時：2020年1月4日 21時
