第2話 ページ4
(このお話からは特に注釈がないときは基本夢主視点です)
私は教師用に割り当てられた部屋で一人頭を抱えていた。
「入学早々魔法局高官の息子をぶちのめし挙句の果てに教頭を埋める」
伝えられた情報をいったん口に出してみる。状況は変わらない。…意味不明である。そもそも魔法が使えないのであればそれがバレる機会を減らすためにもなるべく目立たないようにするのが得策なはずである。普通に考えれば。
「とりあえずパパに頼んで件の高官さんをなだめてもらうかな…」
やったことははっきり言ってアホの極みである。が、その息子というのがなかなかにひどい生徒で権力にものを言わせて横暴の限りを尽くしていたと聞いている。友人が巻き込まれた故に彼も手を出したんだろうと校長先生は言っていた。きっと彼はとてもまっすぐな人物なのだろう。
「だからって手を出した事実が消えるわけじゃないけどね」
時間を確認すればもうすぐ始業時刻。私の担当科目は「魔法理論」。魔法とは何か…魔法の仕組みや成り立ちそのものについて研究する学問であり、知識量がたりない1年生には受講が許されない科目である。というか受講してもテストで点を取れない人が多いので上級生でも受講者はかなり少ない。故に人付き合いが苦手な私でも授業ができている。そんなことを思いながら教室まで急ぐことにした。
「セレスト。そんなにたくさんの教科書を浮かせて大変じゃないのか？良ければ僕がいくつか運ぼうか」
そう声をかけてきたのはレアン寮三年生で、中等部時代は同級生でもあったアベル・ウォーカー。私はアドラ寮だったので寮はずっと違ったのだが。選択授業が一緒だったことも多かったのでそれなりに親交はある方だ、と思う。
「大丈夫。別にこれくらい大変じゃないし。それにこれ、私が必要なやつじゃなくて単純に皆との間を遮るものがないとちょっときついからね、それ用だし。そんなもの曲がりなりにも生徒に持たせられないよ」
(まさかの障壁用・・・？)
ウォーカーくんはちょっと驚いた顔をしていた。が、そもそも私が授業で教科書を持つ必要はなかった。着任が決まったときに使う教科書は全部暗記したので。
その後は何事もなく教室にたどり着き授業をし、そして授業を終えた。
授業が終わった後に生徒たちが言っていた、今年はレアン寮が
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ヒスイ - 私もハイキューの映画見に行きました！ (3月2日 14時) (
レス) @page17 id: 5e58244371 (このIDを非表示/違反報告)
りこまる - あ、間違えました、同じなんですか？ (2月13日 20時) (レス) id: 9a77c9521c (このIDを非表示/違反報告)
りこまる - コメント失礼します！好きな作品同士のクロスオーバー最高です！あと質問です！夢主ちゃんの容姿って前世と今世って同じなんですな？ (2月13日 1時) (レス) @page5 id: 9a77c9521c (このIDを非表示/違反報告)
蓮月 - 好きな作品のクロスオーバー✨とても面白いです！ (2月12日 21時) (レス) @page5 id: ffc93dad91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魔桃 | 作成日時：2024年2月11日 17時
