第18話『魔族を殺す魔法』 ページ22
「さぁA、今日はパパと一緒に仕事だよ！久しぶりだねえ共闘は。何年ぶりかい？」
「私がイーストン入るまでだから…5、6年ぶりだよ」
翌朝。私は父の仕事を手伝うために魔法界の中心からかなり離れた集落の近くに来ていた。
「今日はアギトくんに頼まれたドラゴンの掃討だよ。いやぁ、なんでも今年は異常に繁殖しちゃったらしくて従来の状態だとエサが足りてないらしくてさ。エサを求めて集落の方に何度か被害を出してる。
のんびりと言った父のすぐ目の前にも等しいほどの＿＿ドラゴンの攻撃範囲を考えればこの表現で間違いないはず＿＿距離にまでドラゴンたちの姿があった。
「どれくらいまでやるの？全部殺したら生態系壊れるよ」
ドラゴンは生物の食物連鎖においてそれなりに上位に位置する。全て殺してしまってはその連鎖が崩壊しかねない。その当然の疑問を受けた父はサラリと告げる。
「いや？さっきぼくが言ったでしょ、掃討って。ここにいるのはドラゴンの巣窟から追い出されたいわば『本来なら存在しない数』の分だからね。全部倒しちゃっていいよ」
…この手の仕事は好きじゃないんだけどな。
「あぁAはこういうの好きじゃないっけ。じゃ、無力化だけ頼むよ。とどめはぼくがやる」
「私だって出来ないわけじゃない。…いいよパパ、勝負しよう。どっちが先にこの仕事を終わらせられるか」
昔からこういうところが苦手だった。子供に優しくしているように見せて、その実できないのかい？と挑発するような態度が。そういわれたら言われっぱなしになる理由は無い。
「ぼくに勝つつもり？ハンデはいるかな」
「いらない。私はお姉ちゃんの代理の神覚者に過ぎないけど、それでも神覚者の皆には認めてもらった
「立派になったねぇ、ぼくは嬉しくてたまらない。…それじゃあぼくも本気でやるよ、その気持ちに応えて」
「それじゃあ、はじめるよ」
私がそう言った直後。
「
父の放った魔法が、目の前のドラゴンを、その後ろにいた数体もまとめて薙ぎ払った。
「そうだよね、パパのこの魔法強すぎるんだよ…」
負けてはいられないと私は反対側のドラゴンに向けて杖を構えた。
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ヒスイ - 私もハイキューの映画見に行きました！ (3月2日 14時) (
レス) @page17 id: 5e58244371 (このIDを非表示/違反報告)
りこまる - あ、間違えました、同じなんですか？ (2月13日 20時) (レス) id: 9a77c9521c (このIDを非表示/違反報告)
りこまる - コメント失礼します！好きな作品同士のクロスオーバー最高です！あと質問です！夢主ちゃんの容姿って前世と今世って同じなんですな？ (2月13日 1時) (レス) @page5 id: 9a77c9521c (このIDを非表示/違反報告)
蓮月 - 好きな作品のクロスオーバー✨とても面白いです！ (2月12日 21時) (レス) @page5 id: ffc93dad91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魔桃 | 作成日時：2024年2月11日 17時
