第17話 ページ21
「私がわざわざイーストンの臨時講師を頼まれたのは、そういう事だったんだね」
「そ。じいさんの粋な計らいってやつだよ。」
そのおかげでAはおそろしいほど忙しくなったけどね、とケラケラ笑う母を、ほんとだよの意味も込めて軽くにらむ。
「楽しいかい、学校は」
今度は父が私に、いつもより少しだけ真剣な声音で問いかける。
「うん、楽しいよ。みんなともう一回会えたのもうれしいし。波乱もたくさんだ。あのマッシュくんが入学したからかな、私が通っていた時よりもなんだか騒がしい」
「それはよかった。ぼくとママが出会ったのもイーストンだからねえ、ぼくたちの代もいろいろあったけどまあ、総じて楽しかったよ。勿論一番すごかった事件は、ママが神覚者に選ばれた時だけどね。ヴァルキスやセントアルズのやつらをフルボッコにしてさあ、いやあ爽快だった」
「やめてあの時の私は若干荒んでたんだから」
母は平民の出だった。けれど実力だけで神覚者になるためのあらゆる試練を突破し、みごと神覚者になり、貴族階級になったそうだ。そのあたりで、それなりに風当たりも強かったらしい。それが今は歴代最強クラスの神覚者としていまだ名を轟かせ、ついでに二人の娘を神覚者にしたすごい母である。
すごい母だが、家事力は壊滅的だった。家事は基本わたしかお姉ちゃんか父がやる。し料理に関しては皆無頓着なので私が作らないとおいしくないのである。だから私がご飯を作った今日は、急いで帰ってきたという事だろう。
祖のがしばしの食事タイムを経て、皆のお皿が片付いたころ。
「じゃ、片付けは僕がやっておくから、Aは早くお風呂に入って寝ちゃいなさい。明日はぼくの仕事を手伝って貰うからね」
「パパの仕事手伝ったら、さっき言ってたマッシュくんの尋問をスルーしたことの理由、ちゃんと教えてくれる?」
「ああ、もちろんだよ。気付ければ、の話だけどね」
あいかわらず、父の考えていることはちょっとよくわからなかった。
(作者より)
設定のパクリとかは当たり前ですが絶対ダメ。最近葬フリ×マッシュル増えてるってフォロワーに教えてもらったのでちょっと不安です。もしパクリとかみつけたら報告と通報(違反報告だったかもしれない)お願いします。(今作は2024.2.11から投稿)
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2024.2.19
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ヒスイ - 私もハイキューの映画見に行きました! (3月2日 14時) (レス) @page17 id: 5e58244371 (このIDを非表示/違反報告)
りこまる - あ、間違えました、同じなんですか? (2月13日 20時) (レス) id: 9a77c9521c (このIDを非表示/違反報告)
りこまる - コメント失礼します!好きな作品同士のクロスオーバー最高です!あと質問です!夢主ちゃんの容姿って前世と今世って同じなんですな? (2月13日 1時) (レス) @page5 id: 9a77c9521c (このIDを非表示/違反報告)
蓮月 - 好きな作品のクロスオーバー✨とても面白いです! (2月12日 21時) (レス) @page5 id: ffc93dad91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:魔桃 | 作成日時:2024年2月11日 17時