第9話 ページ12
(A視点に戻ります)
翌日。レインくんやウォールバーグ先生と共に大急ぎで他の仕事を片付けた私は急ぎ魔法局に向かっていた。
「間に合うかな…流石に間に合わないかも…」
「まあそう焦る必要はない。魔法局にはあの者もおるからのう」
校長先生がそうはいってくれるが。いや、先生がそう言ってくれるということは私たちが到着する前にマッシュくんに刑執行！はないと思う。ただ、おそらくその方法が、私にとってはかなり頭痛の種だった。
〜そのころ魔法局大講堂では〜(NOside)
「どういうことだ！？なにが起きたんだ！？完全に口の中に入ってったぞ！？つまり口の中で結んだのか…！？さくらんぼの茎みたいに！？」
「ハイ。ベロで結びました」
寄生魔法虫を巡って一波乱が起きていた。
「敵の伝言役を退治したし、おじさんも助かったし。一件落着ですな」
「アクションにムダがないなお前…美しいよ」
「まだ終わっていないでしょう。君の問題は」
「！」
「規則は規則。魔法の使えない君の意見は」
「やあやあみなさん。なんだかおもしろいことになっているねえ」
オーター・マドルのセリフをぶったぎり、空気のくの字も読まずに入ってきた姿に一同は意識を割かれる。
「え、誰」
まったく状況を理解していないマッシュとは対照的に、神覚者の面々はやや顔を引きつらせる。
「フェルトさん…！？あなたがどうしてここに」
フェルト、と呼ばれた男はにこやかに告げる。
「オーターくん、きみのその規律を重んじる姿勢は上に立つものとして必要な資質だとぼくは思う。でもただ魔法が使えないだけで殺されなきゃいけないっていうのは…まだちゃんとした話し合いもしていないのにどうかと思うよ。だって」
そう区切るととびきりの笑顔で続きを述べた。
「まだ意見を言ってない神覚者たちと、意見を聞くべき最大の人がいるでしょ」
その直後、再び大講堂の扉が開いた。
「ウォールバーグさん…!!」
そこにいたのはウォールバーグ、レイン、Aだった。
「しばし彼に猶予を与えてくれんかね神覚者の諸君。
押し黙る神覚者たちを見て
「え…校長なんかすごい人感ありますけど」
「お前…」
ライオ・グランツがややあきれた口調で言った。
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ヒスイ - 私もハイキューの映画見に行きました！ (3月2日 14時) (
レス) @page17 id: 5e58244371 (このIDを非表示/違反報告)
りこまる - あ、間違えました、同じなんですか？ (2月13日 20時) (レス) id: 9a77c9521c (このIDを非表示/違反報告)
りこまる - コメント失礼します！好きな作品同士のクロスオーバー最高です！あと質問です！夢主ちゃんの容姿って前世と今世って同じなんですな？ (2月13日 1時) (レス) @page5 id: 9a77c9521c (このIDを非表示/違反報告)
蓮月 - 好きな作品のクロスオーバー✨とても面白いです！ (2月12日 21時) (レス) @page5 id: ffc93dad91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魔桃 | 作成日時：2024年2月11日 17時
