Episode3 ページ5
明らかに引っかけられたのが分かるような発言にわたわたするクレナに、私を除く女子の皆はにやーーっと笑う。
「「「「「クレナ、かーわいい」」」」」
からかわれているのだと気付いたクレナは、「もー！」と叫ぶ。そこへ、
「おーいたいた」
ガサリ、と藪をならしてダイヤが顔を出す。
男だ。
「「「「「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーッ！」」」」」
「ギャーーーーーーーーッ！」
皆の悲鳴の集中砲火と投擲可能な手近な物の爆撃＿＿＿ただし、私を除く＿＿＿の二度の爆撃をまともに食らい、ダイヤは完全に沈黙。あたふたと服を着こむ仲間たちを後目に、アンジュがダイヤに近づき何やら怖い笑顔で話し込んでいるのを、私はどこか別世界の話のように見つめる。
「……うっかり恋バナ中とかだったらお互い気まずいだろうよ。『クレナ、シンが好きなのー』とか言ったりしたらさ。」
「なっ・・・・・・・！」
およそ自分では絶対に出さないかわい子ぶった声音で物まねされてクレナは耳まで赤くなり、その周りでカイエをはじめとするほかの女子隊員がわいわいきゃきゃあと喋っているのを横目に、私は静かにしゃがみ込んで近くの石を拾い、二発続けて間髪入れずに二つの方向に弾く。
『‥‥はあ。見えてなくてもわかるわよ。いるでしょう、セオ、ハルト。』
そういうと、予想した通りセオとハルトが藪からでてきた。
「えっ、ハルト君にセオ君までいたの？アイリスちゃんよく分かったわね。」
別に、みんながどういう人かわかっていればこれくらいはわかる。
『ダイヤの性格上、こんなところに一人で自分からくる可能性は低い。ということは唆した人がいる。まあその二人はおそらくこういうことにつっこみたがるハルトか意外と悪ノリするタイプのセオかなと思っただけ。あとは単純に人の気配がしたから。』
「っててて・・はあ。やっぱりアイリスにはバレるかあ。」
『でもさすがに何の用もなくこんなところに来るほど馬鹿じゃないでしょう、貴方たち。何しに来たの。』
問うた私に、ダイヤたちはふっと表情を消す。
「あ、ああ…シンからなんだけど‥‥」
続く言葉に、私達は表情を張り詰めさせた。
エイティシックス小噺
アイリスことフローラルキラーは、エイティシックスの中で最も頭が切れるといわれている天才である。彼女の優れた戦略により命を救われたエイティシックスはとても多い。
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明理(プロフ) - 名前変換できるようにしてくださいぃぃぃぃ！お願いしますっ！！！ (2022年1月13日 19時) (
レス) @page3 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
わん、 - 名前変換できるようにしてくれると嬉しいです〜 (2021年11月29日 9時) (レス) id: 881e047310 (このIDを非表示/違反報告)
虚(プロフ) - 86エイティシックスの小説はなかなかないので面白かったです！リクエストでシンとアイリスが幼児化(記憶無し)して可愛がられたり、逆に記憶ありで可愛がられてワタワタするのも見てみたいです！続きお待ちしております！ (2021年10月12日 23時) (レス) id: 84abc4118b (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 86 エイティシックスの夢小説やっと見つけた！続きめっちゃ気になります！頑張って下さい！ (2021年8月1日 8時) (レス) id: 69d7d22715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっふるもふもふ x他1人 | 作成日時：2021年5月5日 8時
