射撃5 ページ5
「やあ、キミ達も大会に参加するの？」
突然声をかけられて驚いてしまった。トッププレイヤーというものは見知らぬ人にもこんなに気さくに話しかけるものなのか…、なんて思った。
クレハは緊張しているのがこっちにも伝わった。私は人見知りで怖くて、頷いただけだった。
そして、イツキさんはクレハの方を向いて話しかけた。
「君はクレハくんだよね、噂は聞いているよ」
そうするとクレハは驚いた様子だった。話を聞いている感じ、初対面なのかな…。それにしても、クレハは割と有名プレイヤーなのかもしれない。そう思うと私は他の人から見たらラッキーな人なのかもしれない。
初めてプレイするのに有名な人とできる。うん、羨ましがられる立場だな…。私からしたらよく分からない状況にはなるけど…。
なんて考え込んでいると次は私に声をかけられた。
「そこのキミは…？初期装備みたいだけど、もしかしてニュービー？」
急に話しかけられると怖いんだけどな、そうは思うものの伝えられる訳では無い。それに、彼が言うニュービーという言葉、きっと新人なのかということだよね。私が戸惑っていると、クレハが助け舟を出してくれた。
「あたしの幼馴染なんです。ゲームはめちゃくちゃ上手いけど、《GGO》にログインしたのは今日が初めてで」
そう言うと彼はへ〜、と言った後に笑った。
「初日から大会に参加なんて、冒険好きなのかな。僕はそういうの嫌いじゃないな
はじめまして、僕はイツキ。銃の戦いはレベルやステータスだけが強さではないよ」
自己紹介をされたということを認識したあと、私もしなくてはいけない。そう思って焦りが出た。
「わ、私はサラです」
そんな私を見て彼はクスリ、と笑った。
「面白い戦いを…期待してるよ。では、お先に失礼」
そう言って去っていった。
それをクレハと一緒に私は見守った。
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マナ - 不快になったらすみません…どうやって作品書いてるか気になりまして…… (2022年4月3日 10時) (
レス) @page3 id: 484cf00743 (このIDを非表示/違反報告)
ALT(アルト)(プロフ) - にぃさん» ありがとうございます。できる限り更新させて頂きますので、気長にお待ちいただけると嬉しく思います。 (2020年2月29日 5時) (レス) id: 96e49245c1 (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - フェイタルバレット大好きなんですけど小説あんまり見た事無かったので、嬉しいです！更新頑張ってください！ (2020年2月28日 22時) (レス) id: ee3ee8857e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALT | 作成日時：2020年2月28日 17時
