汐恩side�� ページ33
「なんか視界がたかい〜」
汐恩『ちょ、暴れんな』
背中でバタバタ暴れるA
「あー。今日ね〜、バーベキューしたの〜」
汐恩『知ってるわ』
「お肉がめちゃくちゃ美味しくてな、
しおんにも食べさせてあげたいなぁって思ってん」
汐恩『そうなん？俺に？笑』
「んー。そんでぇ、そう思っとったらな？
しおんに会いたくなったぁ」
俺に向けてニコッとふにゃふにゃの笑顔で無防備に笑うA
…こんなん、反則やろ。
赤くなってる顔をAにみられないように顔を背けた
「それやのに汐恩きてくれへんかった」
汐恩『…はぁー？笑』
「しおんきてって心で叫んだのにこーへんかった。
…どこおったんよ。」
と言って、ぷくっと頬を膨らませた
汐恩『……///っ、』
いつもと違うAが
あまりにも可愛くて
今すぐ抱きしめたくなった
しばらく歩くとだんだん重たくなってきて
耳元からAの寝息が聞こえてくる
汐恩『…おも』
部屋に着いてAをベッドに寝かせる
少し頬を赤らめてる無防備な寝顔を見て胸が高鳴った
汐恩『ふふっ。可愛い』
そんなAの可愛い寝顔にちゅっとキスをする
あー。俺やばいな
Aの事相当好きやん
............
次の日
「あーーー待って。もう聞きたくない。
昨日からやり直したい…」
昨日の話を事細かく話すと
Aは顔を真っ青にした
「汐恩にもリョウさんにも合わせる顔が無いです…」
汐恩『…俺はいいけど、
あいつの前では絶対酒飲むな』
あんな可愛いとこ見せたらどんな男でも惚れるから
ましてやあいつには…絶対見せへん。
「あいつって…あ、リョウさんの事？なんで？」
汐恩『…いいから。わかった？』
「？…うん。わかった」
不思議そうにきょとんとしながらも頷いてくれるAの頭を撫でた
「あ、そういえば今日仕事は？」
汐恩『午後から雑誌の撮影ある』
「じゃあ、そろそろ私帰らんと」
汐恩『おう。じゃあ送る…あ。』
家出る時にメンバーに出くわしたらまずいな
荷物を持って俺の服を着たAが玄関に向かう
汐恩『待ってA』
腕を引っ張って
よろけるAに
大きめの帽子とマスクをつけた
これならもし出くわしてもAの顔は見られへん
もしAを見たら
メンバー全員、惚れるから
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luvchim(プロフ) - 初めまして。結末を知っていても、何度読んでも涙で前に進めません。とっても良いお話をありがとうございます。何度も読み直してます。大好きなお話の一つになりました。ありがとうございます！！ (2021年1月19日 16時) (
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作者名：s.a.o | 作成日時：2020年4月2日 2時
