喧嘩�� ページ25
私が泣き終わってからも
汐恩は私を抱きしめたまま離れない
…あーどうしよう。
言い過ぎた。
少し落ち着いた頃に
言い過ぎてしまった事を後悔した
汐恩『A、ごめんな。言い過ぎた』
「私もごめん。…言い過ぎた」
おあいこやなって
2人で目を合わせてふふっと笑い合った
汐恩『あーAがどこにもいかんくてよかった』
ボソッと呟きながら私の肩に顔を乗せる
懐かしい汐恩の匂いがしてなんだか安心した
「どこにもいかへんよ。」
汐恩『A』
「ん？」
汐恩『好き。』
「………急に、やめてや」
一気に顔が赤くなっていくのがわかった
私の真っ赤な顔を汐恩が優しい表情で眺める
「そんな見んといて」
恥ずかしくなって汐恩の目を手で隠すけど
簡単に交わされる
汐恩『…もー。ほんまに可愛い』
「…うるさい。////」
愛しそうに
恥ずかしがる私を見つめる汐恩は
ちゅっと私のほっぺにキスをした
汐恩『…俺が遠くなっていくってさっき言ってたけど』
「うん」
汐恩『俺ずっとAのことばっか考えてたで？
落ち着くまでなるべく連絡とるなってマネージャーから言われとって、SNS出来へんし
メンバーともほんまにずっと一緒におるから
連絡できるタイミングなくて俺もキツかった』
「…そうやったんや。」
汐恩『連絡とられへん間にAが俺よりいい人見つけて、そいつとラブラブしとったらどうやって奪おとか
そんなんばっか考えとったし。』
少し照れながら言う汐恩
「…そのエピソード
めちゃくちゃ可愛い。笑」
汐恩可愛いな〜いい彼氏だな〜
とわざとらしく言いながら
サラサラの髪をわしゃわしゃなでる
汐恩『…言わんかったらよかった。撤回するわ』
「もう無理で〜す撤回できません〜」
汐恩『なんかうざいわぁ笑』
「うざい彼女でごめんなさいね笑
…でもなんか、不思議な気分やわ」
汐恩『なにが』
「私の部屋に汐恩がおって、今喋ってる。」
というと、当たり前やろ笑笑 と汐恩が笑った
「とにかく！一緒におれて嬉しいの」
汐恩『…じゃあ
これからは毎日嬉しい日が続くことになるな』
「え…それって」
汐恩『やっと、
自由に身動きとれるようなったから
1番最初にAに会いにきた』
汐恩が言い終わる前に
私は汐恩に勢いよく抱きついた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 490人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
luvchim(プロフ) - 初めまして。結末を知っていても、何度読んでも涙で前に進めません。とっても良いお話をありがとうございます。何度も読み直してます。大好きなお話の一つになりました。ありがとうございます！！ (2021年1月19日 16時) (
レス) id: 1634567e36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：s.a.o | 作成日時：2020年4月2日 2時
