【殺戮の天使】いろんなザック詰め合わせ！２【短編集】

薬 ページ5

A「…？何…これ…？」

私はザックの部屋であるものを見つけてしまいました。

それは、ある薬。ビンの中に入っているその薬は明らかに減っていた。

A「まさか…ザック…これ、飲んだんじゃ…。」

ザックの様子が気になり、私はすぐにザックのもとへ向かった。

A「ザック、だいじょうｂ……うわっ！？」

ザック「A……。」

ザックのもとへ行くと、いきなりザックに抱きつかれた。

そして、甘ったるい声で名前を呼ばれた。

A「や…やっぱりザック…あの薬…飲んだんだ…。」

その薬のビンに書いてあった文字、それは『デレデレ薬』。

たぶん、あの薬は名前通りデレデレになる薬。

きっとザックもそれを飲んでこうなった。

どうしよう…と考えていると、またザックに名前を呼ばれた。

A「ん？どうしたの？ザック。」

ザック「Aも……ぎゅーってしろ…。」

確かにいつものザックのように口調は荒いが、そんな口調に似合わず、

すごく可愛らしいおねだりをしてくる。

A「まあ……カワイイし、とりあえずいっか。」

ザック「何言ってんだ…？」

A「ううん、何でもないよ。ほら、ぎゅーっ！」

と、抱きしめるとザックはふにゃっと笑った。

ザック「…あと、頭撫でろ。」

A「うんっ！いいよ。」

抱きしめながら頭を撫でていると、いつの間にかザックは寝息をたてだした。

〜数分後〜

ザック「んだよこれっ！！なんでお前が俺を抱きしめながら頭撫でてんだよ！？」

A「あっ、起きた？というか、もう薬の効き目切れたの？」

ザック「あ？薬？…ああ、あのキャシーからもらった
　 『元気になる薬』ってやつか？」

A「キャシー…ザックが字を読めないからって、そんな事を…。」

ザック「ちげえのか？」

薬の説明をすると、すぐさまザックは怒ってキャシーのフロアへと行った。

ああいうザックも可愛いけどなぁ…。今度キャシーに薬もらお←

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