『特別』が溶けた日常を。【紫×黄】

アガパンサス　１ ページ1

【紫side】



緑「淳太のピアス新しいやつ？かわいい！」


黄「そうなんよ！こないだ買ってんけど…」



やばい。





青「あれ、そういうハット珍しいなあ」


黄「どうかな？やっぱ変やと思う？」


青「いや、似合ってるで」



やばい。





桃「淳太のその靴めっちゃええやん」


黄「ええやろ？あそこのブランドの新作でさ…」



やばいやばい。







赤「あっ！淳太ネイル変えた？！」


黄「変えてへんわ。てかそもそもネイルなんかしてへんし」





いや最後のしげちゃんはどうでもいいけどっ、これはひじょーにやばい。






淳太に比べて服にこだわりはそんなにないし、アクセサリーもほとんどつけへん俺。


あまりにも珍しい服とか着とったらわかるけど、俺が声かける前に趣味がわかる神ちゃんやら流星やら望やらが話しかけにいっとるから、そういう話題についてほとんど話すことはない。

今まではそこを気にすることもなかったし、おしゃれやなーって思うだけで終わってた。






しかし、や。



もう俺らは付き合ってる。そういう細かい違いに気づくのが彼氏ちゃうか？


ええんやろか、これで。

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