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【紫side】
コーヒーでも買っていこうかと、撮影場所の近くの店に立ち寄ってホットコーヒーを注文する。
受け取ったカップの暖かさを指先で感じながら店を出ると、少し先に見慣れた栗色の丸っこい頭が見えた。
紫「あれ、淳太？」
１つ先の角を曲がったかと思えば、また通りに出てきてスマートフォンをしきりに操作している。
顔を上げて周りを見まわしたが、徐々に近づいているこちらには気づいていないようでどうやら道がわからないらしい。
仕事前に会えたことにうれしくなってもう一度角を曲がる彼を追いかけた。
立ち止まって画面を確認している後ろ姿に声をかける。
紫「お困りですかお嬢さん？」
驚いたように肩をはねさせて振り返り、そこにいるのが自分だとわかった途端顔を綻ばせた。
黄「�陲舛磴鵝繊� びっくりさせんといてや〜」
紫「あはは、ごめんて！」
たわいもない会話をしながら目的地まで歩く、久しぶりの二人きりの時間を噛み締める。
この人はメンバーに愛されているから、着いたらきっと弟たちに占領されてしまう。
そんなことを考えていると
黄「んふふ。ちょっと嬉しいわ〜」
紫「ん？なにが？」
黄「�陲舛磴鵑汎鷽佑琶造鵑琶發�の！ 久しぶりやない？」
彼も自分との時間を時間を楽しみにしてくれていたのだろうか。
そうだとしたら嬉しい。そうであってほしい。
また愛おしさがこみ上げてきて思わず、その小さな頭に手をのせた。
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紗緒(プロフ) - すずでぃさん» すずでぃ様はじめまして！嬉しいお言葉ありがとうございました…！ (2021年4月13日 21時) (
レス) id: 258a8199a0 (このIDを非表示/違反報告)
すずでぃ(プロフ) - はじめまして。完結までお疲れ様でした！このお話すごく好きです。黄さんの可愛らしさと紫さんの優しいところ伝わりました...！とっても素敵な作品をありがとうございました！！ (2021年4月11日 16時) (レス) id: 9276d739d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗緒 | 作成日時：2021年3月7日 14時
