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鶴丸side
広間は静まり返っていた
恐らく...俺達の意味
主の目的が分かったから
加州「嫌だ！！」
加州は大声で立ち上がる
『...』
加州「なんで..なんで、俺」
『清光、落ち着け』
加州「落ち着ける訳ないじゃん！！」
次の言葉は、意味をわかっていなかった短刀が理解するには充分だった
加州「俺達は！もうすぐ死ぬんでしょ！」
「「！？」」
短刀達がざわつく
加州の瞳からは大きな涙が零れた
主は何も言わずに顔を伏せている
鶯丸「A..？」
『...俺が政府に入ったのは、香姫とアイツらの手がかりを探す為だった.....快奈が死んだ時は少なくとも違ったが...元々の目的はそれだ........その時に見つけた、助ける手掛かり...それが、“刀剣男士達を使う事”だった』
鶴丸「..」
主の顔は見たことがないほど、窶れていた
辛そうに、苦しそうに..歪んでいた
主は右手で前髪を無造作に掴む
『使うって事は..犠牲にするって事なんだ....俺が審神者になりたくなかったのは、その理由が大半を占めて』
三日月「何故言った」
主の言葉を遮ったのは三日月だった
広間の一番奥...主のちょうど対角線上にいる
『...』
三日月「黙って我等を生贄にすれば良かっただろう。それを言って、俺達が協力しないとも、加州のように渋るともわかっていた筈だ」
『言わない事が、お前らへの義理を通した事になるのか？』
三日月「少なくとも、妹と奴等を助けたいのなら黙っている事がお前には有利だった..」
『お前らを殺したくない』
三日月「...そんな甘い考えでは救える者も救えないぞ」
冷たく光る三日月の瞳
けれど主は口元を緩めた
『三日月、お前のそんな瞳は初めてだな』
三日月「...」
瞳が揺らぐ
『ごめんな』
三日月「っ...」
寂しく笑った主は俺達の胸を締め付けた
石切丸「確認するけど、キミは...記憶が戻っているんだね？」
『あぁ』
石切丸「初代審神者の、生まれ変わりで間違いない..のかな」
『そうだ』
石切丸「妹と彼らを助ける為には、私達が必要だと....そういう事だね？」
『そうだよ』
石切丸「いいよ」
その言葉に驚いたのは俺達だけでない
主も驚いた顔をして石切丸を見ていた
石切丸「元々、私はキミに助けられた。恩返し...って言うのかな？キミの為なら、私は折れようが何をしようが、本望だ」
『けど』
燭台切「僕も」
石切丸の言葉に同意したのは光坊
燭台切「主に預けるって言ったよね。この命
...僕は今でも、主の為に使うよ」
主の顔が渋味を増した
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風船ガム - ゆーきゃんさん» そうかもしれないですね！...そうですね！！涙っ...！？( ´・ω・`)っ□ﾄﾞｳｿﾞ (2017年10月28日 8時) (
レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーきゃん - 夢主君があげた加州へのプレゼントって安定 ですかね？それと、源氏兄弟の所で涙が…っ！ (2017年10月27日 3時) (レス) id: 6bedaa0e38 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 天使の声さん» ありがとうございます！面白いですか！！いやはや、やる気が出ますね...更新頑張ります！！ (2017年10月26日 17時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
天使の声 - 夢主君かっこいいです、それにとっても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年10月26日 7時) (レス) id: 906f6caeee (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 湖@清光可愛い！！！さん» ありがとうございます！膝丸は後少しです！！そうです、そうなんです。良くいるふくよかな豪族的な感じです。あの、めちゃくちゃ自己中な感じの...早く倒します！！更新頑張ります！ (2017年10月24日 18時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年10月15日 10時
