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三「着きました」

前まで梵天の溜まり場だったボウリング場につく

『うわぁ〜…全然変わってない…』

少し懐かしい気持ちになりながらガラスの破片やらゴミやらが散らかってる階段を登る

ヒールを履いてるからか、少し歩きにくい

『…ぁ』

いた、椅子に座ってる

三途は銃を、私はナイフを手に持ち、花垣に近づいた

三「振り向いたら撃つ」

『久しぶり、花垣』

私はナイフの先端を花垣の腹に当てた

『動かないほうが身の為だよ、動いたらその腹裂くからね』

花垣は今の状況を分かってないみたいだ

そりゃそうだろう、顔も分からない奴に銃とナイフを突きつけられてるんだから

三「くせぇーなぁ、テメェは
  昔っから臭くて臭くて堪んねぇ…ヘドロみてぇなやつだ」

花「アンタ…誰だ?」

三「しー…」

『良い子は黙りましょーねー』

空いてるもう片方の手で花垣の頬を撫でる

ペタ…ペタ…ペタ…

マイキーの履物の音が響く

三「よく聞け、首領からのお言葉だ」

マ「いい未来だろ?これ以上何を求める」

花「マイキー君ッ…!」

花垣はポケットをゴソゴソ漁って一枚の手紙を取り出した

花「コレを、渡したかったんです…」

マ「……それは」

花「…結婚式の招待状です、マイキー君にどうしても来てほしくて」

『…!』

自然と、ナイフを持つ手に力が籠もる

花「…みんな…元気にしてますよ…
  …12年前、約束してくれた通り
  ヒナも…みんなも幸せそうです、幸せそうじゃないのは君だけだ」

三「殺すぞテメェ」

『今すぐ黙れ』

そうだ、花垣はの言う通りマイキーは幸せじゃない

だけどマイキーはここまで必死に堪えてきた


マ「席を外してくれ、三途、A」

三「…うっす、下で待ってますよ」

『何かあったら呼んでくださいね、早く行こ』

私は三途と二人で階段を降りた


ドン、ドン、ドン


銃声が3発響いた


三「ハッ、死んだな」

『…ね、折角マイキーが生かしてくれてたのに…』

血の匂いが、鼻を掠めた



.

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月宮莉夢 - 灰谷ズが、、、アレになっちゃったときはホント、うわああああああ!!!、、、ああああ、、!!って感じになったんですけど、六波羅で3人とも集まってて、、、ホント良かった、、、、、良かった、、、、!!!! (2022年6月11日 23時) (レス) @page36 id: b5f61b261d (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。 - ぽさん» そうなんですけどッ…!!「明司」と「瓦城」では使ってる場面が違うんですッ…!!そこから考えると何となく思い浮かぶかも…?語彙力なくてすいません…… (2022年5月1日 15時) (レス) id: 203da5f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
- 千咒は瓦城で、千壽は、明司の方だと (2022年4月30日 18時) (レス) @page46 id: a1776d84b2 (このIDを非表示/違反報告)
- 私もみた途端そう思いました (2022年4月15日 11時) (レス) id: 355318ffdd (このIDを非表示/違反報告)
- んわぁ〜!夢ちゃんと千壽ちゃんが友達って…最&高だ〜 (2022年4月12日 18時) (レス) @page42 id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふらんそわ。 | 作成日時:2022年2月27日 21時

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