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――――俺は1人じゃなかったみたいです――――
相「…頼れよ」
『…え』
「俺でもいい、他の先生でもいい、友達でもいい。お前は1人じゃないから頼れ」
俺の得意な作り笑いが……できなかった。
真剣に“俺”を見てくれるこの人が怖かった。
久しぶりに向けられたその目。
もう向けられることないと思っていた目が向けられていることが嬉しかった。
『…あぃ…ざ、わせんせ、は』
手が、口が震えて上手く話せない。
「ん？」
そうだった、俺はこんな風な優しい目が好きだった
『お、れをみて…くれるん、ですね、』
相「…!!」
「あぁ、見てるよ。」
『…それ、は…うれし、なぁ』
先生はもう一度俺の頭を撫でて優しく笑った
『やっぱり…せんせ、は、ポカポカ…してる』
「そうか…」
『あっ、せんせ、俺、まだ仕事頼まれてて荷物も運ばなきゃだから、もう行かなきゃ』
「え、まだあるのか？(橘先生…( ¯−¯ ) )」
『はい、俺がいつも橘先生の話聞いてないのバレちゃって…』ﾃﾍ
「話し聞いてないのか…笑」
『大概橘先生が話してる時は空見てるんでね！今日はその贖罪です』ﾆｺｯ
「そうか…(悪いのは橘先生だけじゃなかった…悪い、橘先生。)」
その頃…
橘「ﾍｯｸｼｮﾝ！」
「橘せんせぃ！だいじょぉぶですか？」
「風邪ですかぁ？」
橘「いや、風邪じゃないよ、多分大丈夫。」
戻って
『あの…相澤先生。』
「なんだ？」
『もし、よかったら、たまに来て、こうやって話してもいいですか？』
「もちろん。いいよ」
『お忙しいのにすいません。でも、まだ両親のこと…言うの怖いです』
『みんないい人だって、分かってます。でも、言おうとすると、どうしても足がすくみます…』
「今はそれでいい。俺の所へ来て風神の支えになるなら。」
『相澤先生は頼りになるなぁ！どっかの橘先生と違ってぇー！』
「橘先生にも橘先生の良さがあるさ」
『確かに！それに俺、意外と感謝もしてます橘先生に』
「………？」
『橘先生はきっと担任だから俺の両親のこと知ってます。でも、変に気を遣わないでみんなと同じように接してくれるから。担任の先生はそうであって欲しいです(笑)』
「なるほどな(笑)」
!!!( ﾟдﾟ)ﾊｯ!!!!
『俺そろそろ行かないと！橘先生に怒られちゃう(笑)相澤先生ありがと！』
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コンポタ(プロフ) - 金木犀さん» ありがとうございます！最近忙しくてなかなか更新できていませんがその言葉を励みに頑張ります！！( *´꒳`*) (2022年4月13日 17時) (
レス) id: 5f75b9a78b (このIDを非表示/違反報告)
金木犀 - 面白くて一気に読んでしまいました。次の更新楽しみにしてます！ (2022年4月11日 1時) (レス) id: b5d4ecbe80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コンポタ | 作成日時：2021年7月7日 14時
