自分で払えよ。【原神】 (ページ7)

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頭にノイズのようなものが走る。それ(・・)は私の頭を転々とし、いくつもの場面を流してくる。

最初に見た場面は空くんとタルタリヤが戦う場面。戦闘後に黄色の札のようなものを纏わせたタルタリヤが何か叫んだところで終わった。あれは一体どこなのだろう

次に見た場面は璃月港が襲われている場面。嵐に巻き込まれ禍々しい何かに襲われている。逃げ惑う人々や立ち向かう人々。そこにはタルタリヤと鍾離の姿は無かったことに不信感を覚えた

その次に見た場面は私と空、凝光様に知らぬ人々が天空の城で魔神に挑む場面。その時に仙人と名乗る者やファデュイと名乗る者がいた。やはりタルタリヤと鍾離の姿は無かった。

最後に見た場面は私達が落下していく場面。落下してみんなが助けられたのを見届けた後に誰が私の身体をだかえた。あれが誰だったのかは分からない。顔を見ようとした刹那、一際強力なノイズが走り、視界は暗転した

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意識が覚醒し、目が覚める。
何か長い夢を見た気がするが記憶にない。頭に深い霞がかかっているようで何も思い出せない。ぼんやりとした意識の中誰かと目があう。

鍾離
「起きたか」
その人は鍾離であった。相変わらずの真顔だが声色には心配しているような音が混じる。ありがとうとお礼を言おうとしたがそんな気力は次の一言で無くなる。

鍾離
「料理店はA殿のツケにしておいたから後で払っておいてくれ」
貴方
「いやそこはお前が払えよ」