自分で払えよ。【原神】 (ページ11)

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そんな修羅場に空は到着した。そこにはモンドでウェンティの神の心を奪ったファデュイ執行官・淑女がいた。しかし空はこの場のカオスさに溜息をつきたくなった。

何せ目の前には鍾離、淑女、裏切ったタルタリヤに今にもタルタリヤの首を斬りそうなオーラを漂わせるAが居るのだ。そりゃ溜息をつきたくもなる

そして何とかその場を収めた後に鍾離の口から衝撃的な事実が発せられる。それは鍾離が岩神・モラクスであるという事だ。
その上、契約という理由で取られないようにと守っていたものをあっさりと引き渡したのだ。Aはそんな事を気にもとめず北国銀行の端で足を組んでいる

鍾離は凡人として暮らしたいらしい。神様だって凡人に憧れる事だってあるだろう。高貴なる身分など他人の想像に過ぎない

鍾離は自身が神だということにずっと悩んでいた。もう疲れた、とは思うが神としての責務、責任からは逃げられない。

信仰、憧れ、責任、想像。これらがいくつもの鎖になって鍾離を封じた。しかしAは違う。璃月の人には珍しく契約や伝統に囚われない。自由な人々は沢山いたがAは群を抜いて常識に囚われない者であった。鍾離はそんなAに惹かれ、いつしか恋へと変わっていたのだろう。神である自分と人であるA。果たしてこれはどんな形でどのように終わるのだろう

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