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in side
光に裕翔に山田。
俺もいよいよ初めた。あれ。
自分がはじめる前から内緒で見てた恋人のあれ。
恋人の知りたくない事が見えちゃう。
あー友達と遊びに行ったんだな。
とか
あー知念と家で遊んだんだな。
とか
話に聞くよりも写真を見ちゃうと
あー
って思う。
そんなの言える訳もないから、だから自分のスマホの『慧の』ってフォルダを開いて、永遠にスクロールする。
眠そうな顔。
笑ってる顔。
怒ってる顔。
拗ねてる顔。
俺に好きって言う顔。
俺のなのに。
俺のじゃない。
「うちに来ない？」
今日だって仕事の合間に誘われたけど、先約があるって断った。残念そうな顔して離れて行ったけで、先約があるなんて嘘。
だって、知念に断られたから誘いに来たの知ってるから。
知「いのちゃん？」
伊「んっ？」
知「だから、どう？」
伊「うっうん。いーよ」
ぱあって明るい顔になった知念がスマホを触って、画面を見せて来た。そこには美味しそうなご飯屋さんのトップページ。
知「予約したからね」
伊「あっ・・・うん」
隣に座ってメニューを見始めた知念は、嬉しそう。
なんで山田の誘いを断ったのに、俺を誘うんだろ。
山田からの誘いを断ったのになんで俺、知念とご飯、行く事になってるんだろ。
なんで、俺を最初に誘ってくれないんだろ？なんで。
知念のスマホを覗き込むふりをして、知念の肩に頭を乗せる。
知「奪ってあげたい」
伊「えっ？」
知「けど、いのちゃんはそんなの望んでないから」
伊「知念？」
知「ツアーがはじまったらまた、大貴と３人でいちゃいちゃ投稿しようね」
耳に口を寄せて小さい声で言った知念は、スマホを閉じた。
そして、にっこり笑って、カメラを起動すると自撮りした。
ほっぺとほっぺがくっついてる写真を見ながら思う事を思わず口に出してしまう。
伊「知念の事、好きになれたらいいのに」
知「ふはっそれは残酷」
伊「・・・ごめん」
知「ほら、おたくの乙女心が分かってない無神経やろーがチラチラ見てる」
知念に言われて見れば、山田が慌ててスマホを見た。その顔は不満げでくちびるが尖ってる。
突然、知念が大きな声で言った。
知「しょーがないから僕とのご飯が終わったら返してあげる」
伊「・・・」
知「だだしお利口さんに待てしてなかったら、返さない」
伊「ちっ知念！」
あわあわしてたら、山田がドスドスと近づいて来た。
山「俺のだから！慧は！」
知「ふーん」
伊「ばかっ」
知「まじでばか」
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昨日(プロフ) - ゆリさん» コメントありがとうございます！あけましておめでとうございます。嬉しいお言葉、ありがたいです。今年もやまいので突き進みます。よろしくお願いします。 (1月17日 10時) (
レス) id: 8e12f8e7ab (このIDを非表示/違反報告)
ゆリ(プロフ) - 昨日様、初めまして😌いのやまが大好きでなので昨日さんのお話しがいのやまだらけで嬉しくて全部のお話しを何度も繰り返して読ませていただいてます。これからも楽しみにしてます😊 (1月11日 11時) (レス) @page8 id: 8b558c3b85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：昨日 | 作成日時：2023年11月2日 9時
