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結局、ハムちゃん達は警察が管理しているマンションでの保護が決定した
志摩さんと伊吹さんはマンションまで送るべくメロンパン号を出すらしい
「ほんとにAちゃん乗ってかなくていいの?」
『はい、私が乗ると手狭になりますし 家もそんなに遠くないので。』
この言い訳は半分本当で、半分嘘だ
手狭はなるとは思うけど、後部座席でハムちゃんと一緒に過ごせる自信がないからだった
「夜だぞ、仮にも女性のお前が歩いてると危険な事もあるだろ。」
『…仮にもって所が気になりますが、ご心配ありがとうございます。あまりにも遅くなりそうならタクシー捕まえますんで。』
不服そうな顔をしている志摩さんの背中を伊吹さんに押されながら志摩さんが車へと入っていく
不安そうな顔をしてこちらを覗いているハムちゃんとゆたかくんに手を振りながら、私はメロンパン号を見送った
『…さてと、帰るか。』
あまりここに長居していてもいい事は無いだろう
まだ人が集るその場所に背を向けて歩みを進めた
『歩いて40分は近い方…では無いよね。』
スマホで現在地から家までを調べれば表示される数字とにらめっこをして
『やっぱ、乗るべきだったか。』
クラクションの音がヤケに響くのを感じながら
私はゆっくりと歩みを進めた
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0pg07059725255r(プロフ) - 久しぶりにmiu404読めて良かったです❗志摩落ちが私にとって最高です (2023年1月27日 3時) (レス) id: c17474dfaf (このIDを非表示/違反報告)
チーズバーガーをチーズぬきで! - 久しぶりにMIUが読めて、すごい嬉しいです!1日で全部見ちゃいました!伊吹さん落ちがいいです! (2022年10月16日 23時) (レス) @page2 id: 658ba4281a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サンチ | 作成日時:2022年9月8日 11時