カランコエの花を貴方達に【SixTONES】 (ページ3)

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『…ここどこ？』

私は今、大きな建物の前に立っている

「あ、ここから入るんだよ、これからはここ通ってね。」

『うん、わかった？』

数日前、私はバスケの試合に出て無事低学年の部でMVPを貰うことが出来た、その後知らないおじさんに話しかけられたと思ったら

「You、土曜日暇？」

なんて言われてしまった
それに、私は何を思ったか

『うーん、ゆうとくんとはるちゃんと遊ぶからその2人一緒やったら暇！』

なんて言ってしまっている、今考えてもなかなかにおかしい返しだと今更ながらに思った

「すげぇ〜でっかいね。」

『でっかいね。』

馬鹿な顔をしながら私とゆうとくんは建物を見上げる
怪訝そうな顔を私たちに向けその建物に入っていく人達は華やかな格好をしていたのを覚えている

「ほら、You達何してるの早く入るよ。」

おじさんに背中を押されながら私たちは華やかな建物に足を踏み入れていく
必死に足を回転させながら付いて行きたどり着いた場所には
沢山の子供達が踊っていた

大人びた人もいれば、同い年位の子供達もいる
皆が必死に汗を流しながら踊っている姿はあの頃の私にとってはなんだか不思議な光景に見えた

おじさんが子供達の前に立っている大人の人に声をかけ何かを喋った後

「じゃあ、頑張ってね。」

と言ってどこかに行ってしまった
どうしたらいいか分からず立ち尽くしている私たちに

「入って、ポジションからやるから。」

と冷たく指示されたのも、なぜだかよく覚えている