3 ページ3
現場に着いて、私たちはそこの異様な雰囲気を感じ取る
『なんか…嫌な空気って感じですね。』
「幽霊がいる、的な？」
『的な。』
ちょっとふざけながらも、靴にカバーを付けて現場入りする
1番奥まった所のコンテナが開いており
そこからは何かの粒が転がっている
『猫砂？』
近づいていけば、それの正体がわかり
大量の猫砂がばら撒かれていた
志摩さんと伊吹さんに続いてコンテナに入り
2人の会話を聞く
「自サツ？」
「この砂は誰がかけた。」
「猫…にゃんつって〜！」
一瞬でも真面目な話をしていると思った私が馬鹿だったようだ
大きくため息をつけば伊吹さんが会話を続ける
「てか、トランクルームって住めんだな。」
「トランクルームは荷物の管理、保管を目的とし宿泊や仮眠は法律違反、契約書にも必ず記載されてある。」
「つまり？」
『住めない…。』
私の言葉に伊吹さんがニヤリと笑う
「流石Aちゃん、冴えてる〜。」
スグにまた真面目な顔に戻して当たりを見渡す
壁が気になるのか右の壁をジッと見つめる伊吹さんに
『何か気になりますか？』
と隣に行き声をかける
「…いや、なんか…なんかこ〜、モヤモヤ〜ってするんだよな。」
『…雰囲気推理。』
ボソッと言った言葉は幸いにも伊吹さんには届かなかったようだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 325人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にし(プロフ) - うわああ！！このあとの展開気になりすぎます！！更新楽しみに待ってます！ (2022年6月1日 1時) (
レス) @page23 id: 1fb28ea862 (このIDを非表示/違反報告)
ノギ - 更新楽しみに待ってます♪ (2021年8月12日 23時) (レス) id: aff14bbd9f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サンチ | 作成日時：2021年4月19日 9時
