そこの車止まりなさい5（ＭＩＵ４０４） (ページ7)

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伊吹さんはわけがわからないという感じで返事をする
　
「うちの馬鹿の馬鹿な話がが2機捜の隊長さんまで。」
　
と慌てた様子の班長が問い詰める
が、予想もしてなかった話が牛山隊長からされる
　
「いえ、取り逃がした強盗なのですが外国人店員が働いている店に入ったんです、そこの店員が伊吹を呼べと。」
　
そこまで聞いて私たちは、あの日店にやってきた留学生だと分かった
顔を見合わせて見れば伊吹さんも志摩さんもあり得ないと言わんばかりの顔をしている
特に伊吹さんが
　
とにかく話を聞きに行こうと私たちはその店のてんちょの所に赴いた
話を聞けば店長はあの留学生…マイさんを強盗の共犯だと考えているらしい
　
「私も疑いたくないんです。」
　
この言葉から始まった話は、矛盾して犯人だと確定しているような言い方だった
200万の売り上げが持っていかれたと話す彼に班長が
　
「どうしてそんな大金を置いていたんですか。」
　
と問いかける
　
「真夜中に銀行まで入金しに行く方が不安じゃないですか、うちATM機無いんでいつもは2時間くらい仮眠して朝銀行に行くんです。あの子はそれを知ってた、、お金の置き場所も…。」
　
と言い訳をつらつらと並べていく
はっと思い出したように声を大きくして
　
「あの時、強盗と何か話してたんです！」
　
と目を煌めかせながら言ってくる
なんにしろ胸糞が悪くなる
　
『胸糞わっる。』
　
私は小さく呟いた