そこの車止まりなさい5（ＭＩＵ４０４） (ページ21)

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次の当番勤務の日、志摩さんと伊吹さんはまだ諦めきれないようで
2機捜のヘルプに紛れて日本語学校に行くらしい
伊吹さんは
　
「絶対に水森引っ張ってやる。」
　
と意気込んでいたが、大丈夫だろうか
　
「大丈夫ですかね。」
　
『さあね、でもこれで動き出せばいいなとは思うかな。』
　
デスクに座って事務作業をしながら九重と会話をする
彼も彼なりにこの事件に関して考える事があるのだろう
　
「高見さんは、この事件どう思いますやっぱり水森がやったと思いますか。」
　
『…誰がやったにしろ最低最悪の事件だよ。』
　
私は経費の計算をしながらそう答える
あの2人がいない署内はやっぱり少し静かだ
　
『あの班長、経費でうどんは下りないと思うんですけど。』
　
「ええ、そんなわけない下りるだろ。」
　
『いやうどんで下りるわけなくないですか？』
　
「おろすのが高見の仕事だろ。」
　
『どんな仕事ですか！これは下せないし恥ずかしくて経理の人にも渡したくないですよ。』
　
「九ちゃんは普通に出してたぞ。」
　
『はあ？九重、あんた頭おかしいんじゃないの？』
　
「うるさいです、仕事してください。」
　
前言撤回、あの2人がいなくても十分うるさい