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志摩さんと伊吹さんが隊長に話をしに行き、しばらく待機をした後
継続捜査の終了を隊長から聞かされた
「継続捜査終わりか〜。」
「俺ら4機捜はな、通常業務に戻る。」
「水森の野郎に手錠かけたかったな。」
「水森だって証拠はまだない。」
日本語学校の事務員、水森が怪しいと話に行ったがいいは証拠が無く
結果は私達は捜査を降りる事になった
『なんだかあっけない感じでしたね。』
「例のネットの書き込みの情報開示請求は？」
「サーバーがアメリカなんでいつ出てくるか…。」
どうしようもない思いを残しながら私たちは帰り支度を進めていく
私がリュックを背負った時伊吹さんのスマホが鳴る
「はい。」
少しそっけない声を出しながら電話に出る
すると、離れた距離原でもわかる悲しい声が漏れ聞こえてきた
「マイちゃん？」
電話をかけてきた相手はマイさんだったようだ
「みんな嫌いだって。」
「え、わかるんですか？」
「わかんないけど、そう言ってんだよ。」
その言葉に私は彼女の身の上を思い出す
知らない異国の地に事実上出稼ぎに来て、こき使われるだけ使われて
面倒になったら捨てられる
可哀そう
そんな言葉で済ませて良いものなのか
志摩さんと伊吹さんはマイさんの所へ行くために先に出て行った
「どうしましょうか。」
『今日はもうやることないし、帰っても大丈夫ですよね。』
「そうだな、帰るか。」
残った私達もできることは無いと判断しここで解散した
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作者名：サンチ | 作成日時：2021年2月5日 9時
