そこの車止まりなさい3(ＭＩＵ４０４)

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「ホントだよ。」
　
と訳にわかってない伊吹さんは班長に同調する
　
「にげられあんだろ？伊吹の言い分を確かめようもないんだから、早く食え。」
　
『いただきます。』
　
「いただきます。」
　
私と伊吹さんが遅れて合掌をしうどんを食べていく
すると志摩さんが
　
「犯人役の男は全部で4人、全員同じ服装で同じキャップでリレーして走った。」
　
「わっさすが相棒、信じてくれた！」
　
意外にも志摩さんは伊吹さんの言い分を認めた
ホントに信頼関係ができてきたんだな、羨ましい
　
「ううん、信じてない。」
　
「はあ？」
　
「この目で見た。」
　
「えっ？」
　
予想外っていうか予想通りの返事が返ってきてさっき考えたことは訂正しようと私は思った
　
「俺たちの前から逃げた男と同じ服装の男、それが全部で4人 誰も気づいてなかったけどよりによって見守り自販機だった。」
　
『本当ですか？』
　
「防犯カメラにばっちり顔が写ってるはずです。」
　
「でも、追捕が途切れた以上は直接証拠にならないんじゃないですか？」
　
「顔がわかって人定出来りゃ任意同行はできる。」
　
ここまでできるのは、さすが志摩さんというところだ
　
「明日、毛利さんに伝えます。」
　
「なあ志摩、おかしくねえか？」
　
「はあ？」
　
「なんでお前は公園の裏手にいたんだ？」
　
「裏に車をまわしたから？」
　
「だから何で！？」
　
伊吹さんは納得がいってないように叫んで志摩さんに問う
　
「伊吹が…走りで負けた時のことを考えた。」
　
「うわ信用されてねえ１むっちゃ傷つくもう！」
　
仲がいいのか悪いのか、正直どうだかわからなくなってきた

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