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リビングに入るとソファでコーヒー片手に読んでいた本を下げて、
笑顔で『おかえり』って言ってくれたいのちゃん。
絵になるなぁ…
付き合って2年、同棲して1年半経つけど、
いつ見てもやっぱりかっこいい。
今日と明日は存分にイチャイチャするんだからっ！
そう心の中で叫んで、君の隣にぴったりくっついて座った。
本を読み続ける君。綺麗な横顔だなぁ…、
じゃなくて、！
じーっと熱い視線を送り、こっちを見てとテレパシーを送る。
『なぁに大ちゃん笑、どうしたのー？』
俺の視線に気づいて話しかけてくれた君。
でもその視線はずっと本。
、、こっち見てよ…。
本に嫉妬なんておかしいけど、
俺の方を見て欲しくて…、
ぎゅーしてほしくて…
ちゅーしてほしくて…
いつもはこんなことしないけど、
いのちゃんの服の裾をくいっと引っ張り、精一杯の上目遣い…
『っ、どうしたの…？大ちゃん、なんかあった？』
いつもはしない俺の行動に驚いたのか
本を置いてこっちを向く君。
「…、ん、、…いのちゃ、」
、、あれ、いつもだったらちゅーしてくれるはずなのに…
なんでしてくれないの…？
ほんとに俺のこと好きじゃなくなっちゃったの…？
答えを聞くのが怖くて口には出せないけど、
頭の中でぐるぐると回る嫌な考え。
『…、どうした？』
いのちゃんの手が伸びてきて、
(「あ、ぎゅってしてもらえる…」)
そう思ったのに…
そんな俺の期待を裏切るように頭を撫でる君。
「っ、…ちが、」
ちがう、そうじゃなくて…
今の俺はいのちゃんの温もりが欲しくてたまらないのに…
泣きたくないのになにかが込み上げてくる…
『え、大ちゃん…、？』
目頭が熱くなったと思ったら一粒の雫が頬を撫でた…
急に泣き出した俺に動揺してる君。
驚きからかなにもしてくれないいのちゃん…
(「あ…、もうだめなのかな…」)
そう思ったら、自然と足が寝室に向かって走り出していた。
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けい(プロフ) - のんさん» 感想ありがとうございます!!初めて感想を頂き嬉しい限りです(泣)不定期更新すぎて申し訳ありませんが楽しんで頂けたら幸いです。更新頑張りますっ!!! (2021年7月15日 22時) (
レス) id: 7a01383d77 (このIDを非表示/違反報告)
のん - めちゃくちゃキュンキュンします♪おかげで、仕事の疲れも吹っ飛びました！！ 更新頑張ってください！ (2021年7月15日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みう。 | 作成日時：2021年4月6日 7時
