【名探偵コナン】あなたしか見えない

美味しい朝ごはん ページ8

毛利さん達が食べていた席に私もお邪魔して、梓さんが朝食を持ってくるのを待った。



「お待たせしたました〜珍しいですね。毛利さん達と食べるなんて」



朝食を持って来た梓さんが私にそう言う。基本私はいつも1人で食べているから、梓さんが珍しがるのもおかしく無い。



「たまにはいいかなって……それに、誘われたら断るのも勿体無いですし」



「あー、そうですか。はい、これいつものモーニングセットとココアです。でこれが毛利さん達のね」



「ありがとうございます」



コトッと梓さんがお皿とコップを机の上に乗せる。ココアの甘い香りが鼻を刺激する。あー、いい匂い。



「あっ、Aさんココア飲むんですね。私もですよ。お揃いだー！！」


そう言って蘭ちゃんは嬉しそうにはしゃぐ。本当に蘭ちゃんは１つ１つの動きが可愛い。



「本当だ。私、コーヒー苦手で飲めなくて……」



コーヒーは飲めるは飲めるんだけど、やっぱり苦手。コーヒー飲める人って本当凄い。



「コーヒーは美味しいんですけどね」


そう言って毛利さんはコーヒーを一口飲んだ。毛利さんはコーヒー飲めるのか。


「コナン君と蘭ちゃんはコーヒー飲めるの？」


「私もあんまり……」


「僕は飲めるよ！」


蘭ちゃんはあまり飲めなくて、コナン君は飲める。……今の小学生って凄い。


ってコナン君だけかも。



そんな1人ツッコミみたいなのをしながら、コナン君の飲み物を見る。そうすると普通にオレンジジュースを飲んでいた。


そこは普通に子供っぽいな。

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