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私と赤井さんはいつでも行動できる様にジッと強盗を見ている。



強盗はずっともたついている店員にだいぶイラついている様だ。



「なあ、いつまで待たせるつもりなんだよ。もういいわ、他のやつにやって貰うから」



そう言い強盗は店員を突き飛ばした。



突き飛ばされた店員は、床に転がってしまった。チラッと見ると気絶している様だ。



銃を突きつけられていたんだ、安心したんだろう。……まだ安心できる状況ではないが。




強盗はというと、店員の代わりに金を出させる人を探している。




私達の顔を一人一人じっくり見渡した。




「おい、そこのニット帽。お前がやれ」




強盗が指名したのは赤井さんだった。




赤井さんはまるで待っていたかの様にニヤリと笑った。




そして私に目で合図を送ったを




『今がチャンスだ』と。




赤井さんは立ち上がり、強盗の方へ手を上げながら向かっていった。



「よし、そのままだぞ。妙な事したらただじゃ済まないぞ!」




「うるさいな、少し黙ってくれないか」




「あ?」



赤井さんが喋り始めると強盗は予想外だった様で、少し動揺した。



「お、おい黙らねぇと撃つぞ!」



強盗は赤井さんを脅しているが全く効いていないようだ。何故なら赤井さんは笑っていたのだ。



普通強盗相手にましてや銃を持っているというのに笑っていられるのは可笑しい。心臓に毛でも生えているのか。





「その銃は撃つのをやめた方がいいぞ」


「何言ってんだ、今更」


「どうせ手入れもされてない安物だろう。知ってるか?安い銃は手入れをしないとな中でズレが出来て撃った瞬間……先にお前があの世行きだ」




「……なんでそんな事が分かるんだよ」




強盗は赤井さんの言葉を聞いてだいぶ動揺している。ていうか私も動揺していた。赤井さんなんでそんな事知ってるの?




赤井さんは強盗が動揺し、力が抜けたのを見てとっさに相手から銃を奪い逆に強盗に銃を向けた。



「なんてな、チェックメイトだ」

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とうふ娘(プロフ) - シェラさん» コメントありがとうございます。続きが気になるなんて嬉しいです!更新遅くてすみません。これからも亀更新になるかもしれませんが、頑張ります。 (2017年3月26日 23時) (レス) id: d7ad53d811 (このIDを非表示/違反報告)
シェラ - とっても面白かったです。続きがとても気になります!更新頑張って下さい(●^o^●)応援してます! (2017年3月23日 13時) (レス) id: 5029201a39 (このIDを非表示/違反報告)
りいあ(プロフ) - そうなんですよ(涙)ありがとうございます! (2017年1月30日 18時) (レス) id: b47f4aff1e (このIDを非表示/違反報告)
とうふ娘(プロフ) - りいあさん» わわっ!受験生さんですか!?りいあさんこそ頑張ってくださいね! (2017年1月30日 15時) (レス) id: d7ad53d811 (このIDを非表示/違反報告)
りいあ(プロフ) - 全然大丈夫です!うちも受験生なのでwテスト頑張ってください! (2017年1月29日 14時) (レス) id: b47f4aff1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とうふ娘 | 作成日時:2017年1月17日 21時

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