【Undertale】Sweet story【短編集】

【Omega Flowey】骨の髄まで愛すよ。 ページ26

抵抗する、意識が薄れる、戻る。

抵抗する、意識が薄れる、戻る。

抵抗する、意識が薄れる、戻る。


これの繰り返しに、もう此処は何処で何を目的としているかなんて忘れてしまった。
真っ暗闇の世界の中に、誰も救いの手なんて差し伸べちゃくれない。

「これが何度目だと思う？A。」


テレビの液晶に映し出された、不気味なFloweyの笑顔に、つい冷汗が額に滲んだ。
もう何十回繰り返しているか分からない。

Floweyは、私に愛してほしいのだ。


それを私が拒絶してしまえば、持ち前の特別な能力を使って、私を殺_して、またやり直す。
そう、私がFloweyを受け入れてあげるまでずっと。

私もFloweyの事は好きだ。
だけど、どうしても彼の気持ちに応えることは出来ない。
そんな生半可で、中途半端な気持ちのままで愛されるなんて、失礼この上なかった。


だけど今の彼はそんなのきっとどうでもいいはず。

ただ受け入れてほしいだけ、愛してほしいだけ。
理性など、きっともう保ってなんていないんだろう。


「ねえ、僕はAが好きだから、こんなことしてるんだよ。わかる？」

「でもAったら、全然学習しないよね。」

「僕を受け入れてくれるだけで、済むだけなのにね。ねえA。」


「...やだ、私は、Floweyを受け入れられな、」



私の次の言葉を遮るように、Floweyは蔦で私の腹部を貫いた。
その心底気に入らなさそうな顔も、ゆっくりと溢れ出てくる血液の生暖かさも。
もう慣れた。

嗚呼、また最初から。




「A、大好きなんだよ。」

「...あと何回繰り返せば、いいんだろう。」

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部活が忙しくて、あまり更新できてません...。
リクエスト品です！

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