撮影 ページ3
増田side
今日の雑誌の撮影は、主演のミュージカルの
表紙の撮影だ。
カメラマン:
「増田でさん次のポーズ指を頭と上に
置いてみましょうか」
時々変なポーズ指定がきて笑えてしまう
「こんな感じですか?」
「もう少し手を軽く握って人差し指で上を
指すようにしてみてください」
言われた通りにポーズを決める
「良いですよ!じゃあ次このジャケットを
着てクッションを持って好きなようにポーズ
して下さい」
そう言われて、目線を外してみたり目の横で
ピースをしてみたり少し唇を出して
キス顔みたいなのをした。
「はーいオッケーです!撮影以上で終了です
お疲れ様でした」
「ありがとうございました!」
腕時計を見ると時計の針が12時を指していた
「お腹すいたな、軽くケータリングでも
食べるか」
最近は、お弁当をガッツリ食べるのではなく
差し入れしてくれているのを少しずつ
食べるのが昼ご飯の日課になっていた。
今日はピザがある差し入れでピザって
珍しいんだよね、しかもまだ暖かいし。
でも本当は、バランスのとれたご飯を
食べなきゃだよなミュージカルも始まるし。
身体が資本のこの仕事は、体調をコントロール
するのも大切な仕事のひとつだ。
「でも中々難しいよな…」
そう、呟いているとマネージャーが
「そろそろ稽古場に移動しますよ」
そういわれピザを口の中に詰め込んだ
「ちょっと待ってくだはい、すぐ行きまふ」
「もう、口の中に食べ物いれながら喋らないで下さい笑」
軽く荷物をまとめて移動車に乗り込んだ
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作者名:クローバー | 作成日時:2020年9月1日 18時