【改訂版】さんかくおむすび (yb・hkｘin)

＝９コ＝ ページ9

「いじわる・・するの？」


「＿＿＿っっ。うわっ本当＿＿マジッ。
　マジ、ハンパねぇ、すげぇや
　すげぇ破壊力だよ、いのちゃん。」


光も、わけわからないコト..いうの？



「・・？なぁに、２人とも。
　ふ、２人は、わかってるのに・・
　おれだけ、わかんなぃぃ・・。
　むぅー。」



なんだか悲しくて、不安で・・

恥ずかしいケド、涙が..溢れてきちゃった。



「・・おれだ・け、仲間はず・れ..なの？
　・・やぶぅ・ひか・るぅ・・んぅー・・
　なんで、いじわる..する・の？」



おれ、大人なのに・・男なのに・・

なんだか・・悲しくて・・

子供みたいに、しくしく泣いちゃってる。

恥ずかしいケド＿＿＿

でも、なんだか涙が、とまんないの。



「さっき＿＿さっきぃ・・
　“さんかくおむすび”で
　なかよ・し・・って言ったのにぃ・・
　２人・・うそつきだ。」


「いーのーお。」

薮がおれの髪を優しく撫でながら

「ちょ＿＿＿抜群に、可愛いな、じゃなくて！
　その、だからさ＿＿ごめん、伊野尾。
　泣くなよ。な？伊野尾はさ
　仲間はずれなんかじゃないぜ。
　なぁ光？」


「あぁ、だってさ＿＿＿
　いのちゃんが“可愛い”って
　言う話題で盛り上がってるんだし
　話してるんだから。超主役の
　“真ん中”じゃんっ！！
　おむすびで言ったら“具”だよ？
　んで、オレ達が“白米”ね！！」



「うー・・。んぅ。。んー・・。
“やぶひか”は“白米”なの・・？」




「うん、そう！そうだよいのちゃん！
　でもさ、仲間はずれじゃ無いんだけど〜
　その〜、なんてゆ〜か、ただ一つ。
　いのちゃんに謝んないと・・
　いけない事あるんだ。」




「＿＿＿ん？なぁに？」


首を傾げたおれの耳に

薮が囁いた。
　

「家来たの・・・
　これ・・罠だよ＿＿＿ごめんな伊野尾。」

＝１０個＝〜薮さいど〜→←＝８コ＝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す