尊敬して憧れたのは殺人鬼

ごめんね ページ36

フ『結構酷かったぜ、当たりどころが悪かったら歩けなくなってたな』

『ちょ、いきなり怖いこと言わないでよ』

フ『まっなんだ、そのお礼は俺じゃなくパピルスがしたもんだ』

『パピルスが？』

フ『あぁ』

『そっか、なんか嬉しい』

『やっぱりパピルスは、パピルスだね！』

フ『なんだよそれ、でもそうだな』

…あれ？おかしいなフェルの後ろに手が見える｡何もなかった空間からいきなり手が伸びている

『フェル！』

フェルの身体を後ろへと倒す

フ『おい、何すんだ』

『誰？』

キ『大胆だねAちゃん｡そんな事したらマーダーが嫉妬しちゃうよ？』

『キラー？』

キ『うん、帰ってきたらさAちゃんがいなくて…焦ったんだよ？』

キ『エラーに開けてもらって来たんだんだ…』

キ『なんでエラーが来ないか不思議に思った？』

キ『マーダーすっごく怒ってるよ、僕らじゃ手がつけれないぐらい暴れてるの、だからホラーとエラーが必死に止めてる』

キ『ねぇなんでここに３日以上いたの？』

『…それは、えっとなんて言えば』

キ『なーんてね、知ってるから説明しなくて良いよ｡全部エラーが悪い！って事になってるから』

『…エラーは悪くないよ｡私がわがままで』

キ『そっか、それよりも早く戻ろ』

キ『それでマーダーを安心させてあげて』

キ『…ちょっ、押さないで！落ち着いてよ、ていうか2人とも何して』

ドンっと後ろから誰かに押されたのかキラーが顔から地面にぶつかる

次に出て来たのは、マーダーだった

『マーダー』

ずんずんと何も言わずに近づいてくる

『ごめんね、いなくなって』

腕を強く掴まれて立たされる

『その、、』

そのまま引き寄せられて強く抱きしめられる

『マーダー？』

マ『…良かった』

マ『消えたんだと思った』

『ごめんね』

フ『…』

ぱっと離れたかと思うと、そのまま手を繋ぎキラーとマーダーが出て来たところまで引っ張られる

『ま、待ってマーダー、私まだお礼できてないの｡だからもう少し待って』

声に出して、自分の意見を言ってみるけど無視をされる

『フェル』

フ『A、ありがとな』

『え、、名前…』

お礼を言おうと声を出すその前にunderfellの世界が閉じてしまう

気づけば元の場所に戻っていた

キ『おかえりAちゃん』

『…ただいま』

マ『なぁ、A』

『…なに』

目の前にはマーダーが私を見下ろしていた

マ『約束は？』

『それは本当にごめんなさい』

マ『…傷は？してないよな？』

…可愛い→←自分次第

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