約束 ページ29
ガッと痛々しい重みのある音が響いた時にはロイの体は地面に強く叩きつけられていた
キ『褒めてあげたいけどさ、Aちゃんよりもっとできるかと思ってたよ』
キラーは地面に転がったナイフを拾い上げた後悠々と近づいてきた
どうにか立とうとにも、ビリビリと体が言うことを聞かず地面に倒れるままとなっているロイ
ぐっ
ロ『う"っ』
仰向けに倒れたロイの胸骨辺りを踏んづけるようにして足を乗せる
キ『気分どお？』
前屈みなったキラーはあの時Aに見せた顔でニタニタと楽しそうにしていた
ロ『どけろっ、、！』
必死にキラーの足を退けようともがいて見るも効果はなく徐々にキラーの足に力がかけられ、ロイの体からミシミシと音が聞こえてくる
次にバキッと鋭い音がなる
ロ『ガハッ』
ハクハクと苦しそうに口を動かすロイは手繰り寄せるように酸素を求めていた
キ『おいおい先までの威勢はどうしちまったんだよ』
キ『なぁおい』
苦しめば苦しむほど頬が紅潮していくキラーを見た、息をするのがやっとなロイは、キラーに睨みを効かした
キ『へぇー、まだまだ元気ってこと？』
キラーはそう言うとロイの体から足を退けた後
噎せ返るロイの胸倉を掴み殴ろうとした
『キラー！！』
キ『！！』
キ『Aちゃん？』
『や、やめて』
ぎゅっとキラーの服を引っ張る
『その手を離して？』
キラーは怯えるAの事を見ながら、ロイの服から手を離した
『キラー、もうしないで』
キ『…』
『私嫌だよ…キラーがロイや誰かをそうやって痛ぶるの私見たくない』
『お願い、もうこんな事しないで』
瞳から大きな粒がぽろぽろと溢れ出しているAを見たキラーの頭の中には、ロイという痛ぶる存在よりもAという今泣いている姿が頭の中に埋め尽くされていった
キ『ごめんねぇ、もうしないから』
キ『怖がらせてごめんね、もう大丈夫だよ』
キ『よしよし、いい子、いい子だね』
Aの頭を落ち着かせるように優しく撫でる
頭を何回か撫でた後、すっーと手を頬まで滑らせて両手で包み、下がり気味の顔を無理やり上に向けた
赤くなっている目尻を指で優しく拭った後、にんまりと優しく笑ってAの前ではやらないと約束した
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ーにゃらにゃらー(プロフ) - マーダーと夢主が喧嘩したとき、圧倒的に夢主のほうが悪いと思った私である((？) (10月3日 8時) (
レス) @page15 id: 6328a54309 (このIDを非表示/違反報告)
猿集合 - ユンユンさん» うわあぁぁ待たせてしまって申し訳ない！…帰ってなかったら、どうなっていたんでしょうね。でも本当に待っていただきありがとうございます！！！ (7月16日 14時) (レス) id: f5527a80f8 (このIDを非表示/違反報告)
ユンユン(プロフ) - 待ってましたー！！！やっぱりいいですね…!マーダーの後悔、これ帰って来てなかったら夢主ちゃんの幻覚見てたのかな… (7月16日 14時) (レス) @page34 id: 65ccdbaca5 (このIDを非表示/違反報告)
ユンユン(プロフ) - 猿集合さん» 本当ですか！更新楽しみにしてます！！！ (5月7日 17時) (レス) id: 65ccdbaca5 (このIDを非表示/違反報告)
猿集合 - ユンユンさん» マーダーの心境、実は書くつもりなんですよ、なので待っていてください！！！ (5月7日 16時) (レス) id: f5527a80f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猿集合 | 作成日時：2023年2月23日 20時
