ファンタジー ページ17
目を覚ます
こんなにも体が重い目覚めは久しぶりだった
『ここは…』
ふかふかした布団を触りながら周りを見渡すと、知らない所だと言うことに気づいた
『フ、フェル？』
不安がどんどんのしかかっていく
布団から出ようと床に足をつけた途端、誰かの足る足音が聞こえた
？『起きたの？』
見知らぬスケルトンが話しかけてきた
『あ、あのここって何処ですか？』
？『ここ？ここはね、僕達の世界だよ！』
いきなり訳の分からないことを言い始めた目の前のスケルトンに混乱する
？『あぁ、ごめん。ちゃんと説明するね』
そう言ったスケルトンは座ったままの私に合わせるように机から椅子を1脚此方に持ってきて、同じ目線になるように座った
？『僕の名前はロイ、君が気に入ってた本を書いたスケルトンだよ』
『ロ、ロイさん？！』
布団からばっと立ち上がり、逃げるように後ろに下がる。
けれど当たり前のように後ろはベッド、結局布団の上に座り直した事になる
そんな私をみてケラケラと笑い出すロイさん
ロ『…それと謝りたい事があるんだ、そのごめんね。君には酷いことをしちゃった』
『？』
ロ『他の奴に渡そうとするから、それが嫌で…ほんとごめん』
ロ『僕ね、ここには1人なんだ』
悲しそうに下を向くロイさんを見る
ロ『けど君が、僕の本を好きって手にとって大事にしてくれた時本当に嬉しかったんだ』
ロ『みんな、僕の本は最悪って言うんだ、酷いもんだよね』
ロ『素敵で綺麗で、何処へだって行ける、最高なものそれがファンタジーなのに、それをみんなは否定するんだ』
ロ『…こんなしみったれた話はやめよっか』
ロ『紹介したいところがあるんだ！』
さっきまで下がりっぱなしだった顔を上げてぱっと笑い、私の手を引く
玄関のドアを開けて、目の前に広がったのはあり得ない光景だった
本で見てきた生き物たちが存在していた
ロ『綺麗でしょ』
ほんとに綺麗、まるで夢みたいだと思った
ロ『触れてみる？』
『さ、触れるんですか？』
ロ『うん、触れるよ。君みたいにファンタジーが好きな人しかだけどね』
手を引かれるまま、たどり着いたのは…水を飲んでいるペガサスだった
ロ『ほら、触ってみて』
ドキドキするままに、撫でてみる
『わっ！さらさら』
さらさらしていて、撫でるたびにキラキラと光る
ロ『ふふっ、他にも色んな動物達がいるよ！本には出てきていない種類もね』
ペガサスと離れてロイさんと話しながら歩く
ロ『ずっと君に言いたい事があったんだ』
後ろを振り返ったロイさんは私に言葉を投げた
ロ『ここに住んでよ』
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ーにゃらにゃらー(プロフ) - マーダーと夢主が喧嘩したとき、圧倒的に夢主のほうが悪いと思った私である((？) (10月3日 8時) (
レス) @page15 id: 6328a54309 (このIDを非表示/違反報告)
猿集合 - ユンユンさん» うわあぁぁ待たせてしまって申し訳ない！…帰ってなかったら、どうなっていたんでしょうね。でも本当に待っていただきありがとうございます！！！ (7月16日 14時) (レス) id: f5527a80f8 (このIDを非表示/違反報告)
ユンユン(プロフ) - 待ってましたー！！！やっぱりいいですね…!マーダーの後悔、これ帰って来てなかったら夢主ちゃんの幻覚見てたのかな… (7月16日 14時) (レス) @page34 id: 65ccdbaca5 (このIDを非表示/違反報告)
ユンユン(プロフ) - 猿集合さん» 本当ですか！更新楽しみにしてます！！！ (5月7日 17時) (レス) id: 65ccdbaca5 (このIDを非表示/違反報告)
猿集合 - ユンユンさん» マーダーの心境、実は書くつもりなんですよ、なので待っていてください！！！ (5月7日 16時) (レス) id: f5527a80f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猿集合 | 作成日時：2023年2月23日 20時
