君色片想い

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HI「ということで改めて今日から
うちの作詞家、そしてパフォーマンス監修として
よろしくね？

哲也のイチオシだし俺自身も期待してるよ」









「精一杯頑張ります」









今日から私はここで各グループの作詞と
MVやライブ、ステージパフォーマンスの監修を
行うことになっている









まぁ1人で全部はムリだから
初めのうちはお手伝いって感じかな？









HI「Aちゃんの映像、哲也に
見せてもらったけどほんとに鳥肌がたった

欲を言えばうちのアーティストとして
売り出したかったんだけどね？」









「そのお言葉だけで十分です」









勝手に映像を見せたてっちゃんを一睨みし
私は社長さんに微笑んだ









私に睨まれたてっちゃんは苦笑い









HI「この後時間あるかな？

今日は各グループ事務所にいるから
会ってやってくれるかな？」









「もちろんです！」









HI「じゃあ哲也、案内してあげて？」









と、ひょんなことからLDH所属の
アーティストの皆さんに会うことになりました









正直にいうとてっちゃんが所属している
EXILEしか知りません









ていうか世の中の流行とかにも疎いんだよね…









基本的にテレビ見ないし









あ、てっちゃんに渡されたEXILEの
DVDだけは観たなー









哲「じゃあ行こうか、A」









さり気なく私の手を取り
社長さんに挨拶をすると部屋を出た









哲「ありがとう、A
来てくれて、本当に嬉しいよ」









部屋を出た瞬間、てっちゃんに抱きしめられた









ちょっとスパイシーな香りとコーヒーの香り

落ち着くんだよな、この香りに包まれると









哲「俺がそばにいるから、もう2度と
辛い思いはさせないから

ここならきっと笑っていられる
毎日楽しいはずだから

みんないい奴だし

あ、でもAは渡さないけどな？


とにかく、ここでまた一緒にはじめよう」









「うん…」









温かいてっちゃんの温もりに包まれ
私はこれからの日々に期待していた

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