君色片想い

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それから少し話をすると
やっぱり同級生だった玲於くん









話してると次第に打ち解けて
すっかり仲良くなった









玲「もう0時だ…」









もうそんな時間だったんだ









玲於くんと話してると楽しくて
あっという間に時間が過ぎてしまう









なんとなく別れが名残惜しい









玲「また会いたいからさ、
連絡先交換しない？

次会うときの約束もしたいし？」









ちょっぴりイタズラな笑顔で
持ちかけられた提案にすぐに頷いた









それから断ったけど
送るってきかない玲於くんの
お言葉に甘えて家まで送ってもらった









「ありがとう、送ってくれて
遅い時間なのにごめんね？」









玲「気にしなくていいよ
Aちゃん、可愛いんだし
1人でこんな時間に歩かせられないから」









こんな台詞がさらっと出てくる玲於くんに
お世辞とわかっててもドキッとした









「玲於くん気をつけて帰ってね！

明日もお仕事？」









平静を装って声をかける









詳しくは聞いてないけど
特殊なお仕事らしい









玲「うん、そうだよ。Aちゃんも？」









「うん、明日から新しい職場なんだ
楽しみもあるけど、ちょっと不安かなー

玲於くんがいてくれたら心強いのにね？」









照れ隠しで思わず出た言葉









あれ、なんか私恥ずかしいこと言ってない…？









玲於くんの顔を見ると少し赤く染まった頬と
驚いた顔が目に入った









その瞬間、私の顔も赤くなったのがわかった









「じゃあまたね、玲於くん！」









恥ずかしくなってまた、とだけ告げて
マンションに駆け込んだ

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