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***
「…………ん、」
ぱっと目を開くと、そこは見慣れた部屋で、ふっと息を吐く。あれ…俺確か倒れて………
そこで、おでこが少し冷たいことに気いた。
「冷えピタ………？」
一体誰が、と周りを見渡してようやく気づいた。もはや見慣れている長い髪。…Aがテーブルにつっぷして寝ていた。
………なんでコイツきてんの。
ベットから降りて、Aの方へ向かうと、そこにはおかゆと「これを食べれば元気になることまちがいなし！！」と書かれたメモがあった。
「……どこのセールスだよ。」
思わずふっと笑って、ありがたくお粥を頂くことにする。例の弁当みたいじゃなくて、ちゃんとマトモなものだった。
…………どうして、こいつはここまでして俺にかまってくるんだろう。
ふっと湧いた疑問だったけど、あぁオトし合いゲームだっけ、と自問自答する。
先にオトした方が勝ち。オトされた方はオトした方の言うことを何でも一回聞く。
Aは、きっと俺とのゲームに勝つためにあんなにかまってくるんだろう。…そうとしか考えられない、よな。
自分でおもったこと。しかし、猛烈に違和感を感じた。
『うらたさーん！！』
うっとうしいくらい、俺の名前を呼んでくるA。
………そうだよ、俺はAの事なんか、うざくて煩くて大嫌い。
だい、きらい…………だよな？
確かな引っ掛かりを、お粥と一緒に流し込む。……Aなんか、A……なんか…………。
「んーー、あれうらた………？」
「うわあぁぁ！！」
思考回路の奥深くにいた俺は、突然のAの声に驚くと「すごい声ー。」とクスクス笑うA。……誰のせいだっつの。
ムスッとすると、不意打ちにおでこに手を置かれる。
「んー、だいぶ熱下がったね！！」
「は、ちょっ……！」
グッと近寄る距離に、なぜか鼓動が高鳴った。
おかしいおかしいおかしい、おかしすぎる。
何で、俺がAをこんなに意識しなくちゃいけねぇんだよ……。
「もー、良かったぁ。私、うらたが死んでるんじゃないかって心配で心配で………へへ、来ちゃった。」
笑うAと、誤解してしまうような言葉に、じんわり頬が紅くなったのが自分でも分かった。
……クソ。
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嗄乃 - ホシグモさん» コメントありがとうございます！ぐへ……ぐへへ……(変態)ついにデレ浦田さんを書くときがっっ！！ (2018年7月31日 9時) (
レス) id: 500f12b7ce (このIDを非表示/違反報告)
ホシグモ - お？お？お？うらたさん…！あなたまさか…！いや〜実に続きが楽しみですね〜（ニヤニヤ） (2018年7月31日 0時) (レス) id: c0bf021662 (このIDを非表示/違反報告)
嗄乃 - エデンの園さん» うわぁああ、そのように言って頂けて嬉しいです！！更新ペース遅くて申し訳ないです…。夢主ちゃんと浦田さんを早くくっつけちゃうためにも、バンバン更新したいです！！いや、します！！ (2018年7月30日 20時) (レス) id: 500f12b7ce (このIDを非表示/違反報告)
エデンの園(プロフ) - めっっっちゃ面白いんですけど！！大好きです！！頑張ってくださいね！！ (2018年7月30日 6時) (レス) id: 897b34fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
嗄乃 - ホシグモさん» いつもコメントありがとうございます！！うーん、恋をしたことがない超鈍感夢主ですからね...。気づくのはまだまだ先になりそうです(笑) (2018年7月10日 22時) (レス) id: 500f12b7ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗄乃_さの | 作成日時：2018年6月9日 21時
