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女性口内赤 ページ41
それから少したった。
今いるのは、あの、ビル。
あれはとても平和な時に訪れた電話だ。
〔もしもし。Aさん?毛利です。…あっ、あの。ちょっと、来てもらって良いですかねぇ?〕
『毛利さん……死神?』
「そんなこと言わないの」
ミココに叱られ、私は拗ねながらスーツケースに近寄った。
中には、…女性のご遺体。
『ミココ〜、女性だ』
「スーツケースに…酷い」
私の言葉に、ミココが顔を歪めた。
ミココが来たのを確認してから直ぐに女性の死後硬直を見る。
『あー、完全に解けてんね。…死後2〜3日だと思います。ね、ミココ』
ミココが口内を確認する。
「うん。……歯の鴻毛から見て…。…A?」
『…何これ、…赤い…』
神様は意地悪だ。
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作者名:桜絵笑美 | 作成日時:2018年5月8日 0時