【名探偵コナン】The truth?2

伍拾 ページ5

「Hayベルモット」

人質にされていた女性……変装していたベルモットに話しかける
組織がこの件に関わっているのは今回の被害者の中にNOCがおり、持ち出した組織のNOCリストの入ったメモリーカードを持ち歩いており、近々組織に消されるはずだった
だが消す前に殺されてしまい、そのメモリーカードを持ち去ってしまった

「貴方がそれに変装しているってことは、別の人間が変装して警察にいるんでしょ？ベルモット」
「ふふ、貴方の勘のいいところ、好きよ」
「それはどうも」
「これだけ教えてあげる。コードネームは‘アイリッシュ’……そう、雑味が少なくマイルドなウィスキー」

アイリッシュ……とコナンがつぶやく
ベルモットに教えてもらえるのはここまでだった
さっさと車に乗って去ってしまったベルモットを見送る

「コナン君、今日は帰ろう」
「そうだね……」

コナンは念のため博士に迎えに来てもらうといい
その場で別れて家に帰る
そっと玄関を開けて中に……

「お帰りなさい、Aさん」
「た、ただいま……です」

こっそり行こうとしたらバレてました。怖い

「で、何があったんですか？」

これは……少し掻い摘まんで話すしかないか
組織のことは伏せてざっくりとした内容を話す
話し終わったら深いため息をはかれた

「無茶はしないでください。君は中学生、女の子なんですから」
「気をつけます」

絶対しないとは言い切れないから
でもできる限りの善処はしよう
自分の行動が、他の人を傷つけないように


またしても何か考え込んでいるAに昴は小さくため息を吐いた
本当にこの子は無茶ばかりするな、と

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