【名探偵コナン】The truth?2

捌拾伍 ページ40

ピンポーンと軽快な音が響く

「はいはい」


ぱたぱたと小走り気味に走って玄関を開ければ、スキーに出たはずの哀ちゃんとコナン君がいた
しかも二人だけ
ほかの子供達はいない

「どうしたの？」
「いやー」

どうやら哀ちゃんが忘れ物をしてしまったらしく、二人で戻ってきたはいいが小五郎さんに連絡はつかず、スキーのバスはもう発車してしまい、電車だとつくのが夕方になってしまう
という事で昴さんに車を出してもらおうという事らしい

「別にかまいませんよ」

いつの間にか後ろにいた昴さんが車のキーをとってきます、といって中に戻っていく
まあついでだし、という事で私も乗り込んだ

「いいですねえ、どうせ行くなら私も一滑りしましょうか。少々体も鈍り気味ですし」
「あら、体を鍛えなきゃいけない理由でもあるのかしら」
「そりゃあまあ女性に好感を持って頂きたいので」

ね？とこちらを見られた
え、何故こっちを見る
そのとき丁度張り込み帰りの高木刑事に会い、色々話を聞いていると叫び声が聞こえた
現場に行ってみると転落死したらしい男の遺体が
何この事件遭遇率

「ああー……これは」
「スキー、いけないわね」

事件と聞いたらいても立ってもいられなくなる彼だ
きっと解決するまで動かないだろう

「お姉ちゃん、江戸川君の事お願い」
「え、でも」
「私は大丈夫」

そう言われてしまえば何も言えない
何かあったらすぐに大声を出すように言ってコナン君について行った

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