【名探偵コナン】The truth?2

漆拾 ページ25

ピンポーン

「はいはい」

朝インターホンが鳴り響き、玄関に向かう
こんな時間から来るのなんてコナン君位だ
昴さんは学会の方で明日まで帰らないって言ってたし
眠い目をこすりながら玄関を開ける

「おはよう、コナンくん」
「おやおや……」
「あー……」

聞き覚えのある声とない声
しっかりと姿を捕らえた瞬間、サアッと血の気が引いた
勢いよく玄関の扉を閉める

「ほら、こんな時間に訪ねたら迷惑だっていったじゃない」
「え、は、え、大和警部に上原刑事？！何でここに」

というか、がっつり寝間着姿だったんだけど？！
しかも知らない人もいたんだけど？！

「レディの事を考えれば迷惑だって分かるでしょうに」
「うるせえ！どうせ女心がわかんない男だよ、俺は！」

ちょっとまって、ここで喧嘩しないで
とにかくこのままでいられない

「あ、あの、着替えるんで中に入って応接間にどうぞ！鍵は開けておくんで！」

そう言ってすぐに自分の部屋に戻り服を引っ張り出す
髪をとかして1本結びにし、キッチンでお茶を入れる
応接間に持っていけば馴染みの2人と初めて見るちょび髭の男の人

「朝早くにすいません」
「いえ……こちらこそお目汚しを。それでどうしてここに……」
「あ、事件じゃないから安心してね。終わって解決した後なの」

どんな顔をしていたのだろうか、上原刑事がそう言った
よかった、事件の捜査に加われとかじゃなくて

「いや終わった後にお前さんにも協力してもらえばよかった、と思ってな」
「いきなり行くぞ、なんて言われてついてきてみればまさか女の子だったとは」
「あはははは」

よかった、終わるまで思い出さなくて
だからって何故来たのかと問えば、私だったらどう考えるかを聞きに来たらしい
事件内容を聞き、いくつか質問させてもらう

「犯人は翠川さん、ですかね？」
「ほう……あたりです」
「流石だな」

やっぱ連れて行くべきだった、なんて聞こえたが着替えないふりしたアーアーアー
じゃあまた会おう、と言って3人が帰って行く
あ、朝から疲れた……

「あ」

あの人の名前聞くの忘れた
まあいっか！

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