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…
「あの…よかったらこれ…」
そういって手に持っていた折りたたみ傘を手渡した私。
「え？」
「いや、この雨だし、傘持ってなさそうでしたし…」
制服のブレザーは雨で濡れたのか少し色が濃くなっている。
「でも、そちらが濡れちゃうんじゃ…」
「私は持ってるので大丈夫です。」
傘を少し持ち上げ、それを見せた。
「じゃあ、お借りします。」
「どうぞ。」
傘を手渡したとき、指先が一瞬触れた。
触れた指先が異常に熱く感じて
思わず後ろに後ずさった。
これで、返してもらうときに
話す口実に…っていったら変かな。
でも、また話せるかもしれない。
それだけで心が踊った。
じゃあ、と私は帰ろうとして口を開きかけたとき…
「ねえ、」
少年っぽさの残る声で私の行動を制御した。
「自惚れだったら恥ずかしいんだけど、
いつも俺のこと、見てた？」
真っ直ぐに合わされる視線に
嘘をつくことはできず、小さく頷いた。
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瀬奈(プロフ) - まつこさん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉、たくさんありがとうございます。更新、遅くて申し訳ありません。お待たせしてしまってますね…。時間を見つけて書いていきますので、これからもよろしくお願いしますね！ (2017年8月4日 18時) (
レス) id: 039feb8e33 (このIDを非表示/違反報告)
まつこ - すごい面白いです!! めっちゃ続きが気になります!!更新頑張ってください!! (2017年8月3日 21時) (レス) id: c1de1f147f (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - くみさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいお言葉ありがとうございます！ちまちま更新していきますので待たせてしまいますが、首を長くしてお待ちくださいね♪ (2017年6月19日 19時) (レス) id: 039feb8e33 (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - すごく続き気になります！！！待ってます！ (2017年6月18日 11時) (レス) id: bfd3cf363a (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - *…JUMPの橙神担…*さん» ほんとうに？ありがとう！わーわー！ビジュアルだけ思い浮かべて…！笑頑張ります。ここだけの話、結構、スランプぎみ。 (2017年6月18日 0時) (レス) id: 039feb8e33 (このIDを非表示/違反報告)
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