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*1か月後*
先「Aちゃん!今日誕生日おめでとう!」
貴「あ、ありがとうございます。」
そう言って私は施設を出た。
お母さんの命日だからお墓へ行く。
毎年の恒例行事のようになっている。
訪問LIVEに間に合うように少し早足になる。
あー柚季(ゆき)に言ったら気絶するかな?
だって『Hey!Say!JUMP』だ〜〜〜い好きだもんね(笑)
そうこうしている間にお墓に着いた。
貴「お母さん、元気?ねぇ聞いてよ!この間席替えしたんだけど、そしたら裕(ゆう)と隣になったの〜♪裕は好きな人ね!あ〜神様ありがとう!って本気で思った(笑)あっ!あとね〜………」
手を合わせて他愛もない話をしていればあっという間に時間が過ぎる。
スマホのアラームが鳴った。
貴「じゃあ、行かなきゃ……」
お墓を簡単に掃除し、お花を供えた。
貴「じゃあね、お母さん…」
時間がなくて走って帰っていた。
案の定、私は転んだ。それも派手に。
貴「……っ………痛っっ……」
血がものすごく出ていて溢れていると言った方がぴったりだと思った。
?「大丈夫?ずいぶん派手に転んだけど…」
貴「すいません…大丈夫です…」
立ち上がろうとしたら足に力が入らなくて倒れてしまった。
コンクリートに倒れる!って思った。
だけど全く痛みを感じなかった。
?「本当に大丈夫?こんな状態だけど?」
貴「大丈夫じゃない……です…」
私は声をかけられた人に支えられた。
?「だね!どこに住んでるの?」
貴「………………………」
言いたくなかった。学校のみんなには話してないけど私が施設に住んでいると聞いたら誰も私と関わりをもとうとはしないんじゃないかと思っているから。
一回話したことがある。
それは半年前。
親友だと思ってた子に。
私だけが親友だと思ってた。
その子は保育園から一緒で、私の親友で、たった一人の友達だった。
名前は華里(かり)。
とても可愛らしくて、華奢な女の子だった。
ある日、私が施設で暮らしている事をを話した。
問題はその次の日。
A「おはよう!華里!」
華「……………」
ガン無視された。
休み時間に理由を聞いてみた。
華「は?あんたが施設で暮らしてるからでしょ!お母さんに言われてるの。施設の子は汚いって。そんな子が居たらあなたまで汚くなるって。だから無視した。こんなことするの当たり前でしょ!………もう二度と私に近ずかないで。この不潔女!!!」
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瀬奈(プロフ) - 陽真莉さん» えと……どうすれば…?まぁちょいと探してみるわ! (2016年3月24日 20時) (レス) id: 00fbdd9f6e (このIDを非表示/違反報告)
陽真莉(プロフ) - ありがとー!てか有岡!あ、ボードで話さない? (2016年3月23日 18時) (レス) id: 5d4b3b58d2 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - 陽真莉さん» 大丈夫よ〜♪なんかね…作品が…物凄い方向に(笑)どうなんのかわかんねぇ(笑)ひまの作品読んで、評価してお気に入りして伊〜野?尾っ慧!← (2016年3月22日 23時) (レス) id: 00fbdd9f6e (このIDを非表示/違反報告)
陽真莉(プロフ) - 住まないじゃない!スマホだよ!間違ったぁ~!ごめん!スマホだからログインしてあるよ~ (2016年3月22日 20時) (レス) id: 5d4b3b58d2 (このIDを非表示/違反報告)
陽真莉(プロフ) - 瀬奈!ひまりだよ!住まないからこんばんはー♪パート2来たね!お気に入り登録する~♪私も小説書こうと思うから読んで~!プロフ見てね♪ (2016年3月22日 20時) (レス) id: 5d4b3b58d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瀬奈 | 作成日時:2016年2月23日 20時