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無事、高校も卒業できて
進学もできた
俺が花奈を裏切ったあの日以来
頭から花奈のひどく傷ついた顔が離れなくて
それでも今も沙耶ちゃんと付き合ってる
全てがなんとなくで
ここに来たのもなんとなく
毎日なんとなくで済ませてる
そんな時、街中で玲於と隼と会った
俺なんかと違って、新しい友達作って
楽しそうにしてた
玲於は俺の顔を見てすぐに何も見なかったような素振りを見せた
隼はそんな玲於を見て
ごめんねって口パクで伝えてきた
(そりゃそうだよな...)
そんな時、2人の友達の中の1人からすごく見つめられていた、気がした
『何だったんだろ』
そう呟いてまたゆっくりと足を進めた
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作者名：カカ | 作成日時：2018年5月19日 10時
