この空の下で (ページ20)

今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:36,436 hit

20 ページ20

玲於side

臣｢花奈がやったんじゃないの？って思ってる｣

は？
お前、それでも彼氏かよ

｢...っ！｣

なんだよそれ、花奈が可哀想だろ

それに

隆二の気持ちはどうなんだよ

必死に隠して気付かないふりして
2人の幸せを優先してきたのに

俺だって...

『なんでだよ』

臣｢花奈、明確なこと何も言わないじゃん

それに、あの日を知ってるのは4人だけ｣

｢違う！なんで私が！｣

臣｢それは、隆二｢もういい、花奈聞くな｣っ隆二、｣

隆二｢彼氏のお前が信じてやらないで誰こいつ支えんだよ｣

臣｢...じゃあいいじゃん、お前みたいに分かってくれるやつと付き合う方が花奈も幸せだろうし｣

隆二｢お前、自分が何言ってんのか分かってんの？｣

とっさに俺は花奈の手を取って走った

学校を飛び出して歩いて

その間ずっと泣いてた花奈

『笑え、ブス、余計ブスになってるぞ...元気出せ、また明日な』

｢玲於ありがと、ばいばい｣

この時、また明日って言わなかったことを
少しでも疑問に思っていれば

大切で、

好きだった花奈を失うことは無かったのかもしれない