Aぇ！お兄さんとの恋愛模様 (ページ10)

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純情恋花火 ~ 橙 ~ ページ10

｢あっ、、、、あのっ！！、｣

｢ぼっ、僕と！花火大会一緒に行ってくれませんか、、！｣

勉強だけが取り柄の僕は、休み時間も放課後もずっと勉強ばかりしてきた。

勉強だけしか僕にはできない。だから友達もいない。

そのうち友達のいない僕は教室に居づらくなった。

虐められている訳じゃないけど孤独な日々。

それでも良かった。勉強は裏切らない。

｢、、、図書室行くか｣

僕の唯一の居場所図書室

沢山の本に囲まれて静かな場所で自分の好きなだけ勉強が出来る。

｢よっしゃ！1人やん｣

いつもは学生のいる図書室も今日は僕一人だけだった

｢最高やん少し休もかな｣

机に伏せた時、奥に同じように机に伏せている女の子を見つけた

｢、、、1人ちゃうんかい｣

ジーッと見つめてもその子は少しも動かない

｢えっ、、これ気失っとる？？｣

動かなさすぎて倒れているのか？と心配になるほどその子は動かなかった

近寄ってみると、スヤスヤと眠るAさんがおった

Aさんとは同じクラスやけど、話したことがない

｢、、Aさんこんな顔してたんや、、｣

Aさんの顔なんてマジマジと見たことがなくて知らんかったけど綺麗な顔やった

｢てか、眼鏡はめたまんま寝とるし笑｣